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管理組合

大京アステージ名古屋支店で横領!管理組合がチェックすべきは?

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2018年12月26日付で処分された大京アステージ名古屋支店でのマンション管理費横領事件の発覚。中部地方の複数のマンションが横領の対象であったことに驚きました。何度も繰り返し起こってしまう管理費の横領事件、管理組合として、大切なマンション管理費や修繕積立金を守るために最低限チェックすべき点を綴ります。

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横領事件の概要

横領事件と聞くと、青梅信用金庫の横領事件、花王の横領事件、きらぼし銀行の横領事件、きらやか銀行の横領事件など、過去にはたくさんの横領事件が起こっています。

今回報道された大京アステージ名古屋支店の横領は、管内で勤務していた元社員が、担当していた管理組合が保管する口座から現金を引き出して横領しました。口座の印鑑も不正に保管していたことが分かり、問題発覚後の2018年3月に、懲戒解雇されたというものです。

管理組合への弁償は、大京アステージが既に済ませ、元社員は横領した全額を同社に返還したという。ただし、大京アステージは被害の件数や金額を明らかにしていません。刑事告訴を検討している管理組合もあるということです。

国土交通省(国交省)から「マンション管理業者に対する監督処分について」が公表されています。これで一気に、「大京アステージ」の信用が失墜しましたね。

横領事件を聞いて

大京アステージ名古屋支店でのマンション管理費横領事件のニュースを聞いて思ったことを綴ります。はじめに思ったことは、「また、横領事件の発生か!」と感じてしまいました。

管理会社との信頼関係が大きく揺らぐ横領事件、大京アステージから、別の管理会社へ委託を変更しようという動きが既存の管理組合で起こっても不思議ではありませんけどね。

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対応の遅さ

まず、対応の遅さです。2018年3月にすでに、元社員が管理組合の管理費を横領していたことが分かっていたのだが、2018年12月26日になって処分が下されたのか。ちょっと遅いのではないかと思いました。

懲戒解雇された2018年3月以降の横領はないものと思われますが、ほかの横領事件を起こさないがためにも、監督権限のある国土交通省中部地方整備局の調査時間が必要だったのかもしれませんが、もっと早く対応をすべきなのではないかと思います。

複数のマンションで

複数のマンションで、管理費の横領が行われています。管理会社の担当者が複数のマンションを担当するのは普通のことだと思いますが、複数のマンションで同様の手口で横領していても、気が付かないという情けなさが疑問に思いました。

理事長や監事は、少なくとも自分のマンションの収支チェックを行い、通常総会では、住民全員が総会資料を見ているのに、「なぜ?」と疑問です。

具体的な横領の手口は明らかに報道されていません。具体的な手口を報道すると模倣犯が出る可能性があるからなのかもしれませんけどね。

大京アステージ名古屋支店の元社員にも、上長がいて、複数の人間がよるチェックが行われていたと思うのに、全てをすり抜けて横領できるのは不思議だと思います。普段から元社員とのコミュニケーションをしていれば、行動や発言から違和感を覚えるのではないだろうかと思います。

また、こうして不正に得たお金を急に得ると、ブランド物の持ち物を持ったり、急に羽振りがよくなるなどして、周囲が気づくこともあると言います。こういう変化は、大京アステージ名古屋支店の元社員にはなかったのだろうか。

過去にも同様に

管理組合の管理費や修繕積立金を横領する事件は、今回が初めてなのではありません。過去にも同様の横領事件が起こっていますが、人間、目の前に大きなお金があると誘惑されてしまうのでしょうか。金融機関やスーパーなどお金を扱う場所では、お金絡みの不正が後を絶ちませんね。

国土交通省ネガティブ情報等検索システムでは、マンション管理業者が行政処分を受けた情報が検索できます(ただし、最近2年分のみ)。管理組合名義の保管口座の印鑑を保管していたという事例がいくつか載せられています。

印鑑を不正に保管

どのようにして口座の印鑑を不正に保管することができたのかが疑問です。通常、口座の印鑑は、理事長が持っている筈ですが、理事長に理由をつけて印鑑を預かるようにしたのでしょうか。

どんな理由であれ、管理会社の担当者に口座の印鑑を渡すことはおかしいと考えなければなりません。例え、理事長が交代したとしても、管理会社を経由して印鑑を渡すことはないと考えてください。

管理組合がチェックすべきは

管理組合が、横領事件に巻き込まれないがためにチェックすべきことは何でしょうか。

管理会社の立場は

管理会社を全面的に信用してはいけないと感じました。確かに管理組合の活動を補佐する重要な役割であることは間違いないのですが、管理組合と管理会社は全く正反対の組織であるということです。やはり、管理会社は、利潤を追求する営利目的の会社のひとつに過ぎないということです。

そのため儲けがないと分かると撤退をも考えるでしょうし、どのようにしたら管理組合からの利益が最大となるのかを考えて管理組合への提案が行われるのだと思います。

管理組合が監視する

横領事件などの不正が行いようにするためには、管理会社を監視する必要があります。管理会社を監視しないと、管理会社の言いなりとなってしまう恐れがあります。

そのためには、理事会がしっかりと監視を行わなければなりません。そのためには、マンション管理に興味を持って頂くことです。「このマンションはやかましい。」と思わせなければ、管理会社の思うつぼなのではないでしょうか。

マンション住民の無関心さが、横領事件を誘発するきっかけになっているのではないかとさえ思います。管理組合が、しっかりと監視するようにすれば、横領事件を防げるのではないでしょうか。

知識を有するためには

理事会のメンバーが管理会社に舐められないために、管理組合もマンション管理に対してある程度の知識を持たなければならないと対等の立場にならないのではないかと思います。

マンション運営に関する知識、インターネットや本などからでも知識をえることができますが、一番よいのはマンションに関する資格試験を受験して合格することがよいと思います。

国家試験の「マンション管理士試験(マン管)」や2019年2月24日(日)に第1回となる「マンションマエストロ検定」を受験するのはいかがでしょうか。

専門家を活用する

大規模なマンションでは、動くお金の金額も巨大です。管理組合だけでは、十分なチェックが行えない可能性もあります。そこで、外部の専門家を活用して、チェックして頂くことを検討してもよいかもしれません。

外部の専門家を雇うと確かに人件費が必要となりますが、専門家を雇うことで、管理費を横領されたり、不必要な出費を避けたりすることができるのであれば、安いのではないでしょうか。

大京アステージ名古屋支店の電話

大京アステージ名古屋支店への電話は、(名古屋)052-728-0730となります。住所は、愛知県名古屋市中区錦2丁目9-29です。最寄駅は、地下鉄・東山線/鶴舞線の伏見駅となります。

おわりに

一度信頼関係が壊れてしまうと、修復するのは、何倍も努力と時間が必要となります。たった一人の元社員の横領という不正のために、多くの人が迷惑をかけてしまうことになります。信頼関係を壊すのは一瞬だけど、修復は難しいです。

「今後は、会社として再発防止に努めます。」というセリフをよく聞きますが、どのように再発を防止するのでしょうか。「教育を徹底します。」という言葉もよく聞きます。これで根絶できるのでしょうか。抜本的な対策が必要だと感じます。

たびたび繰り返される横領事件、罰則を強化するか監視を強めるかしないといけないのでしょうか。どうしたものですかねぇ。横領事件の発覚で「大京アステージ名古屋支店」の名前が有名になってしまいましたねぇ。

監事の役割は、管理組合の業務や財産状況を監督することにあります。1年に1回と言わずに、何回でも定期的にチェックするくらいの姿勢で臨んでもらいたいものです。「大京アステージ」との利害関係者(ステークホルダー)には、少なくとも担当者レベルではなく、責任者レベルからの説明責任があって然るべきなのではないでしょうか。平成31年1月18日(金)から平成31年3月18日(月)までの60日間の業務停止という処分を受けたのですから。

もし運転する自動車で、人身事故を起こしてしまった場合、そのまま走り去ってしまったのか負傷者を救出しようと努力したのかによって、裁判所が下す判決が異なってきます。起きてしまった事実をなくすことはできませんが、誠実な対応を行うことが信頼回復への第一歩となるのではないでしょうか。

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