ワンルームマンションの家賃平均は上昇傾向に
「不動産流通推進センター」発表による2018年不動産業統計集「不動産賃貸」から、ワンルームマンションの家賃平均(東京圏)は、7万2千円台となり、家賃平均は年々上昇傾向にあることが分かりました。家賃平均の金額は、様々な要因によって変化しますが、しばらくは上昇傾向が続くのでしょうか。
■ 目次 ■
ワンルームマンションとは
まず、ワンルームマンションの定義を明確にしましょう。SUUMO(スーモ)の住宅情報サイトによると、
ワンルームマンションとは、1つの居室とユニットバス・トイレ、(ミニ)キッチンがコンパクトに配されたマンションのこと。主に単身者を対象にしたものだが、立地によっては事務所等を想定した物件もある。広さはまちまちだが、専有面積が20平方メートル台のものが多い。
とあります。コンパクトなお部屋ではあるが、生活する上では支障のない造りをしていて、なおかつ交通至便な立地に建設されることの多いのがワンルームマンションであるということを感じます。
管理人:info-mansionも、「マンション購入の失敗談!東京やってしまった後悔ポイント2!」で綴ったように、千葉県から東京都の要町に住んだマンションは、専有面積20平方メートル台のまさしくワンルームマンションそのものでした。
荷物がそんなに多くない場合は、20平方メートル台でも十分な広さを維持できますし、単身者が住むことを想定しているワンルームマンションは、駅近の立地条件のよい場所に建設されていることが多いのは、実際に住んだ経験からもそのように思います。
最近の流行りは、「三畳ワンルームに東京で安く住むブームの理由は」で綴ったように、ワンルームマンションの専有面積20平方メートル台よりもさらに狭い「三畳ワンルーム」が色々なテレビ番組で取りあげ始められています。
若者が求めているのは、広さなのではなくて、交通至便の都会であることが伺えます。
家賃相場の推移を見る
2018年不動産業統計集「不動産賃貸」から、ワンルームマンションの家賃平均(東京圏)を見て見ます。現在、ワンルームマンションにお住まいの方やこれからワンルームマンションを探す方は、平均家賃が気になるのではないでしょうか。
年月 | 下限家賃 | 平均家賃 | 上限家賃 |
平成20年(2008年)9月 | 61,594円 | 72,334円 | 83,074円 |
平成21年(2009年)9月 | 60,846円 | 71,226円 | 81,686円 |
平成22年(2010年)9月 | 60,777円 | 70,894円 | 81,001円 |
平成23年(2011年)9月 | 60,617円 | 70,463円 | 80,309円 |
平成24年(2012年)9月 | 60,794円 | 70,269円 | 79,743円 |
平成25年(2013年)9月 | 60,954円 | 70,477円 | 80,000円 |
平成26年(2014年)9月 | 61,800円 | 71,854円 | 81,851円 |
平成27年(2015年)9月 | 61,880円 | 71,946円 | 82,011円 |
平成28年(2016年)9月 | 61,789円 | 71,946円 | 82,103円 |
平成29年(2017年)9月 | 62,011円 | 72,077円 | 82,143円 |
平成30年(2018年)3月 | 62,297円 | 72,280円 | 82,263円 |
上記の家賃平均(東京圏)を見ると分かると思いますが、平成24年(2012年)9月が一番安く、それ以降は、徐々に上昇傾向にあることが一目瞭然です。そして、最新の平成30年(2018年)3月の家賃平均は、72280円まで上昇しています。
もちろん、全体の平均ですから、平均よりももっと安いワンルームマンションもあれば、もっと高いワンルームマンションもあるでしょう。立地条件や築年数、ワンルームマンションの向き・所在階などの諸条件によって、家賃が異なるのは言うまでもありません。
おわりに
ワンルームマンションの家賃平均は。年々上昇傾向にあるのは、統計を見て明らかです。ご自分の検討しているワンルームマンションの家賃と比較すると高いのか安いのかが分かることと思います。
今後の家賃相場は分かりませんが、もし長期に渡って、ワンルームマンションにお住まいであるならば、家賃を減額する交渉をしてみることも必要なのではないでしょうか。確実とは言えませんが、もしかしたら今お支払の家賃よりも安くなるかもしれませんよ。
ワンルームマンションの家賃平均は上昇傾向に。
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