振込手数料を銀行で比較(窓口)して削減した経験
マンションの理事長になって、初めて知ったことがあります。各種料金の支払いを銀行の窓口で管理会社の担当者が振込しています。理事長印は理事長が保管、銀行通帳は管理会社が保管していますので、勝手に振込むことはできません。銀行窓口の振込手数料が気になりましたので比較して銀行を変更しました。その結果、振込手数料の削減に成功しました。
■ 目次 ■
通帳と印鑑を一緒に保管しない
マンション名義となっている銀行預金の通帳と印鑑は、管理会社が一緒に保管することがないようにと定められています。通帳と印鑑を一緒に保管すると、管理費や修繕積立金の横領事件の恐れがあるからです。
通帳と印鑑を一緒に保管しないからと言っても、管理会社と理事長が共謀してしまえば、横領事件を防ぐことは難しいですが、それでも一緒に保管するよりはまだマシですけどね。
自分名義の通帳と印鑑も一緒に保管しないのは、泥棒からの被害を避けるための基本中の基本ですから。
銀行通帳の名義変更
理事長になって手続きを行わなければならないことは、銀行通帳の名義変更です。マンション名+理事長名となっている銀行通帳の名義変更を行います。
理事長は、継続しなければ毎年変更となりますので、銀行側の手続きも、毎年行わなければならないと思うとなんだか気の毒のように思いました。たくさんあるマンションの銀行通帳の変更をするのですから。
銀行通帳の名義変更に必要なモノは、理事長印は勿論、本人確認書類の運転免許証などのコピーです。住んでいるマンション名が記載されているから、運転免許証のコピーが都合がよいのでしょうね。
支払い伺い押印で気づいた
管理会社から、各種料金の「支払い伺い」に押印するようにという要望がありました。この「支払い伺い」に理事長が押印することによって、初めて出金ができるようになります。
管理会社の担当者と管理組合の理事長のダブルチェックを行うわけですが、「支払い伺い」を見ていて気が付いた点がありました。
振込手数料の違い
「支払い伺い」には、何に必要な支払いが必要なのか、支払い金額はいくらかなどとともに、振込先や振込手数料が記載されています。
理事長になって初めて知ったことですが、振込先に指定されている銀行は「三菱UFJ銀行」を大半の業者が指定していることが分かりました。
三井住友銀行、みずほ銀行とともに3大メガバンクと言われている三菱UFJ銀行ですから、取引のある業者が多いのでしょうね。
ところが、マンションの銀行通帳を開設している金融機関は、三菱UFJ銀行ではありませんから、その都度、窓口振込手数料が必要となっていることが分かりました。
振込手数料を整理
振込金額と自行宛振込か他行宛振込かによって、振込手数料の金額に違いがあります。(2018年7月現在)
振込金額 | 自行宛振込手数料 | 他行宛振込手数料 |
3万円未満 | 324円 | 540円 |
3万円以上 | 648円 | 864円 |
振込手数料を削減
現在の銀行通帳の口座からの振込と新たに三菱UFJ銀行に口座開設して振込んだ場合を比較してみると、明らかに三菱UFJ銀行から振込んだ方が安いことが分かりました。
毎月発生する「植栽の維持管理費用」や「ゲストルームのクリーニング料金」、不定期に発生する「修繕工事費用」などを精査した結果分かったことです。
残高証明書を取得する必要がありますから、それを差し引いたとしても安いのです。細かい金額だと思われる方もおられるかと思いますが、マンションにお住まいの方から管理費として徴収しているのですから、1円のムダもあってはならないと考えています。
総会で住民に配布される決算報告書にも、「振込手数料」という項目がありますが、どれだけの方が削減されたことに気が付いてもらえるのかは疑問ですが。
議事録と管理規約の持参が必要
実際の口座開設には、議事録と管理規約の持参が必要であったことが分かりました。
おわりに
たかが振込手数料と侮るなかれ。代々の理事長は、「支払い伺い」に黙って押印していたのでしょうか。ちょっとした工夫が削減につながることはよいことだと思います。理事長が交代しても、「振込手数料」が継続的に削減できますからね。
理事長を経験しなければ分からなかったことでした。お住まいのマンションでも同じように削減できないか確認してみることをおすすめします。
マンションの理事長をされている方、管理会社の言われるままに押印を行うのではなく、疑問を持つことで削減が可能な場合もあります。
振込手数料を銀行で比較(窓口)して変更した経験
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