経費?打ち合わせとしてのファミレス代!
マンション管理士との打ち合わせと称して、ファミレスでの飲食は「経費」として管理組合に請求することは許されることなのだろうか。NHKのドラマ10「これは経費で落ちません!」が放送されていますが、マンション管理士に限らず管理組合の打ち合わせも「経費」として計上してもよいのでしょうか。
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経費?打ち合わせとしてのファミレス代!
2019年7月26日(金)から放送開始したNHKのドラマ10「これは経費で落ちません!」で、レジャーランドへ行った際の経費の領収書が「落ちる」のか、「落ちない」のか争点となっていました。
多部未華子さん演じる森若沙名子が、主演を務める「これは経費で落ちません!」、新しい切り口の新鮮なドラマで思わず最後まで見てしまいました。
休日返上で、重岡大毅さん演じる山田太陽が、曽根崎ミレイ役の藤原紀香さん接待の経費が、落ちるのかどうかの駆け引きが面白いドラマでした。
NHKのドラマらしかったのは、なんと人気の番組「チコちゃんに叱られる!」とのコラボ放送を行うなど、従来のドラマらしくない新たな見せ方をしたのが新鮮だと感じました。
最終的には、レジャーランドへの経費は、「リサーチ費」ではなく「接待交際費」で落ちることになりましたが、会社の経理を担当している方の苦労が描かれていました。
マンションでも、マンション管理士との打ち合わせと称して、ファミレスやカフェなどで飲食を行うことはあります。
マンション管理士との打ち合わせは、「経費」として認められるのだろうか。また、マンション内に適当な打ち合わせスペースがないなどの理由で、管理組合を喫茶店で行う場合は、「経費」として扱われるのでしょうか。
管理組合としての打ち合わせであれば「経費」として扱うことになります。しかし、「打ち合わせ」と称して、実は個人的な友人との食事であったり、家族でファミレスに入った場合は、当然「経費では落ちません。」
理事会をファミレスで開かざるを得なかった場合、お茶代程度であれば「経費」として認められますが、理事会の後の親睦を深めるためにファミレスで行ったという場合でも、スイーツ代やランチ代は認められないでしょうね。変な誤解を生むような行動は避けるべきです。
私的の流用することはご法度であることはご存知あると思います。
マンションの管理組合には、「経理部」という部署は存在しません。あえて言うのであれば、「監事」という役職が「経理部」の仕事に携わっているとも言えます。
ただし、「監事」は、ドラマ「これは経費で落ちません!」のように随時「経費」のチェックを行っていないことが一般的となります。
ドラマ「これは経費で落ちません!」のように、誤解を生む「経費」の取り扱いは、マンション住民の反感を買うことにもなりかねませんので、注意が必要となります。
以前「パソコンを買い替えたいのきっかけは壊れただと!」で綴ったように、フロントで使用するパソコンが故障して、購入したことがあります。
先払いで購入することが条件でしたので、とりあえず理事長がパソコン代金を立て替え、管理組合へ後日精算する形となりました。
見積書や領収書の添付が必要で、結構手続きが面倒だった記憶があります。そして、建て替え金は、理事会で手渡せば早いのに、現金を扱わないという管理会社の方針に従って、わざわざ銀行口座へ振り込みとなりました。
おかげで、余分な口座振替手数料が必要となってしまい、管理組合からの経費として落ちることとなりました。
監事のチェックも終わり、通常総会も無事に済んだのですが、ちょっと心が痛んだ口座振替手数料でした。口座振替手数料ですので、たった数百円のことですけどね。マンションの財産を守るのが「経理」ではなく「監事」ですからね。
おわりに
NHKのドラマ10「これは経費で落ちません!」、第1回の放送を見た感想は、「(良い意味で)NHKらしからぬ面白さ」でした。毎週金曜日の22時からの放送です。
マンションでも、私的に流用するなどの行為が実際にあって問題視されているケースがあります。だからと言って、全ての経費を落ちなくすることも危険です。
理事長などは、ポケットマネーでマンション管理士との打ち合わせを行う可能性もありますので、絶妙なバランスが必要でしょうね。
「たこやき代」も経費として認められるのだろうか。営業部と経理部の攻防が面白いドラマ「これは経費で落ちません!」でしたね。経理部って、潜入捜査のような仕事も行うのかは疑問ですけどね。
それにしても、多部未華子さん演じる森若沙名子のセリフ「みなさんが稼いできたお金を守ることが私の仕事です。」は、格好良いセリフだと思いました。経理を担当している会社の皆さん、同感だったのではないでしょうか。
経費?打ち合わせとしてのファミレス代!
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