布マスクを受取拒否するなら住民の希望者へ配布する合理的な理由
新型コロナウイルス感染拡大予防の対策として、政府から布マスク2枚が全世帯に配布されることになりました。布マスクの「受取拒否」をして、民意を示すアイディアを!と話題になっています。「受取拒否」をするのであれば、マンション住民の希望者へ配布した方が合理的なのではないでしょうか。
■ 目次 ■
布マスクを受取拒否するなら住民の希望者へ
政府が466億円もの大金(税金)を費やして、日本全国民に配布する2枚の布マスクを巡っては様々な意見が見受けられます。「アベノマスク」と皮肉られていますけどね。
せっかく届いた布マスクなのに、「サイズが小さい」「汚れていた」「髪の毛やほこりが入っている」「変色している」などの意見が、実際に布マスクが届いた人から寄られています。
布マスクを洗うと、さらに小さくなってしまうという報告も起きています。
アベノマスク、大きさが「こどもサイズSS」だった
※厚労省HPでは配布布マスクは「縦9.5㎝、横13.5㎝の市販の大人用」と記述 pic.twitter.com/JqEQHmrPD7
— 電脳藻屑 (@Nou_YunYun) April 20, 2020
【届いた布マスクの一部に「汚れがついている」とか「髪の毛やほこりが入っている」といった報告が相次ぎ】
これ、普通の民間製品なら店頭から全品回収が当然の事案で、そのあと企業の責任者が記者会見を開いて説明と謝罪というレベルなのに、なぜ国ならそうならないのか。https://t.co/F8l4xsizA8
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) April 20, 2020
布マスクの大きさはどのように決められたのか?布マスクの品質には問題がなかったのか?ちゃんと検品を行った後で発送したのか?等々疑問があります。残念なことだと思います。
「受取拒否」を行う場合は、宛名の横に【受取拒否】と記して、その下に印鑑を押して最寄りの郵便ポストに投函することで可能です。【受取拒否】の郵便物は、差出人へ戻されることになります。
しかし、【受取拒否】は、郵便局員の仕事を増やしてしまうことになりますので、行わないでください。ポストから回収して差出人に戻す作業は無駄になります。
【受取拒否】をするのであれば、布マスクを必要としている人に譲ることのできる仕組みがあるとよいのではないでしょうか。
マンションにお住まいであれば、こういう時こそ、管理組合を通して、住民の力を発揮できるのではないかと思っています。
マンション住民の希望者へ渡そう
マンションには、たくさんの人が住んでいます。全員に布マスクが配布されるわけですが、中には不要と思う人もいるでしょうし、配布枚数以上に必要という方もいるでしょう。
マンションの中でうまく橋渡しができれば合理的であると思いませんか。管理組合が一役買って頂いて、うまく調整ができれば幸いであると思います。
橋渡しの方法はいくつかあると思います。具体的にどうするのか綴ります。
布マスク不要回収ポスト入れの設置
マンションのエントランスや集合ポスト付近に「布マスク不要回収ポスト」を設置します。そして、布マスクが不要の方に入れて頂くようにマンション住民に呼びかけます。個人情報を除いて、ポストに入れる協力を仰ぐのです。
布マスクがほしい人を募集する
回収ポストと同時に、布マスクをほしい人を募集します。募集の方法は、マンション毎に違います。フロントへ意思表示する方法、メールで募集する方法など色々あります。
マッチングと引き渡しを行う
布マスクがほしい人へ回収した布マスクを引き渡すために、マッチングを行います。布マスクを希望する全員には、渡せないかもしれません。
しかし、布マスクを無駄にすることなく、希望者へ渡すことができると思います。【受取拒否】よりは、よい有効活用なのではないでしょうか。
布マスクの受注会社はどこだったのか判明!
何かと評判がよくない布マスクですが、受注した3社の会社名と契約金額が判明しました。
会社名 | 契約金額 |
興和株式会社 | 約54.8憶円 |
伊藤忠商事株式会社 | 約28.5憶円 |
株式会社マツオカコーポレーション | 約7.6憶円 |
3社合計 | 約90.9憶円 |
3社の合計は、約90.9憶円です。3社の契約金額が相違しているのは、布マスクの生産能力に差があるからなのでしょうか。それとも何か別の理由があったのかは不明です。
それにしても、随分と契約金額に開きがあるものだと感じました。布マスクの枚数による契約金額相違なのでしょうか。なぜ、興和株式会社・伊藤忠商事株式会社・株式会社マツオカコーポレーションの3社に依頼したのかも不明です。
【追記】
4月27日の記者会見で、謎の4社目の会社を発表した菅義偉官房長官。4社目の会社名は「株式会社ユースビオ」です。なぜ、3社と一緒に発表しなかったのでしょうか。「株式会社ユースビオ」は、創立3年、木質ペレット輸入している会社なのだそうです。ますます疑問がわきました。
例えば伊藤忠さん、いくら仲介手数料を受け取ってそれで何をしたのでしょうか?>【画像1/2枚】政府配布の布マスク、受注3社が判明 計90億円で契約:朝日新聞デジタル https://t.co/VQnbNJzkbx
— やせがえる (@ke66kero) April 21, 2020
おわりに
安倍晋三首相が、肝入りで決定した布マスクの2枚配布。「アベノマスク」とも言われていますが、なんだか評判はあまりよくない印象を受けます。
466億円という巨額を費やして国民へ配布する布マスク、国民の期待と随分かけ離れているような気がします。本当に国民が布マスクを望んでいると思っているのでしょうか。
まずは国会議員が率先して、布マスクを着用して国民へアピールしない理由は何でしょうか。布マスクの配布が、国民を優先しているからなのでしょうか。小さいマスクであることを公にしたくないからなのでしょうか。
1人10万円の一律給付が決定しました。給付申請の受け付け開始は市区町村によって異なるようです。「布マスクと10万円の給付申請書も一緒に同封すればよいのに?」と思うのは私だけでしょうか。
一律給付の申請書は、布マスクとは別に、お住まいの各市区町村から届きます。お役所って、なぜこうも無駄な仕事が多いのでしょうか。「合理性」をちょっとは、考慮しないのでしょうか。
郵送費を無駄に使わないで、節約した分を病院関係者のために使えばよいのにと思います。
マスクそのものではありませんが、マスクの内側にフィルターを使えば、お持ちのマスクを有効活用することができます。
布マスクを受取拒否するなら住民の希望者へ
※アフィリエイト広告を利用しています。