駐車場の区画寸法サイズは？軽自動車専用スペース設けるべき？

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マンションの敷地面積に余裕がある場合は、駐車場の増設を行うことが可能です。

駐車場には、区画寸法のサイズが定められていますので、中途半端な駐車場を増設してしまうと後悔することになります。

大規模修繕工事を機会に、駐車場の増設を検討している場合は、参考にして頂ければ幸いです。

駐車場の区画寸法サイズはいくつなの？

マンションには、駐車場という共用部分が存在しています。マンションの敷地内に駐車場が確保できれば利便性が向上するのは当然です。

マンションの敷地内に駐車場が確保できない場合は、やむなく外部の駐車場を借りなければなりませんからね。

駐車場が不足する場合でかつ敷地に余裕がある場合は、駐車場の増設を検討してもよいかもしれません。

ただし、将来的に駐車場が不足する状態であるのかを見極めなければなりません。「駐車場を増設したのに、結局、誰も使う人がいなかった。」とならないようにしましょう。

そのためには、住民アンケートをとる必要があるのではないかと思います。子どもが小さい時には駐車場が不必要だったが、子どもが成人すると必要になるかもしれません。

今まで駐車場が必要だったが、高齢になり免許証を手離す場合も考えられます。駐車場の重要と供給量をコントロールすることは難しいですが、ある程度は考慮しなければなりません。

軽自動車の区画のみを設定すると普通自動車が駐車できません。普通自動車も駐車できるような区画を設けるべきです。

車いすの使用者が円滑に利用することができる駐車場（車いす使用者用駐車施設）を設ける場合の全幅は、3500mm以上とすることやシンボルマークを表記するなどの配慮も必要となります。

普通自動車の駐車区画の寸法

普通自動車の一般的な駐車区画寸法は、幅2500mm×長さ5000mmです。５ナンバー車は、小型乗用車に分類されています。駐車するスペースに加えて人が乗り降りできる場所も必要です。
排気量：2000cc以下
全長：4700mm以下
全幅：1700mm以下
全高：2000mm以下
車種の例として、トヨタのヴォクシーやホンダフィット、ホンダのステップワゴンなどです。

３ナンバー車は、普通乗用車に分類されていて、５ナンバーの項目を一項目でも上回ると３ナンバーの乗用車となります。

排気量：2001cc以上
全長：4701mm以上
全幅：1701mm以上
全高：2001mm以上
車種の例として、トヨタのアルファードやプリウス、クラウンなどがあげられます。

軽自動車の駐車区画の寸法

軽自動車専用の駐車区画の寸法は、幅2280mm ×長さ3600mmです。軽自動車は、
排気量：660cc以下
全長：3400mm 以下
全幅：1480mm以下
全高：2000mm 以下

軽自動車専用の駐車スペース設けるべき？

軽自動車専用の区画は、普通自動車と比較して、コンパクトに設置できるメリットがあります。

普通自動車では、寸法が不足する場合でも軽自動車専用であれば設置可能の場合もあります。

しかし、軽自動車専用を設けない方が良いです。軽自動車専用は、文字通り軽自動車のみが駐車できるスペースですので、普通自動車は駐車できません。

管理組合として、駐車場を貸す場合に、軽自動車か普通自動車かの判別を行わないといけません。スペースの大きさによって、月額使用料金を変更するなど煩雑となってしまいます。

軽自動車専用が空いていても、普通自動車が駐車できないとなると無駄な空間となってしまいます。

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駐車場を増設する機会は、あまりないかもしれません。

駐車場使用細則が複雑となり、混乱にな可能性もあり、軽自動車専用の駐車場は設けるべきではないと思います。

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