残価設定型ローンをわかりやすく!住宅ローンも本格的に導入されるか?
2020年10月12日に日本経済新聞は、残価設定型の住宅ローンを政府と民間の金融機関が開発しようとしていると報じました。
残価設定型のローンは、自動車を購入する時に使われているローンとして有名ですが、住宅ローンの場合は、長期に渡るため残価設定を行うのが困難なため普及していません。
残価設定型ローンとはどんなローンなのでしょうか。今後は、残価設定型の住宅ローンが主流になって行くのでしょうか。
- 残価設定型ローンをわかりやすく!
■ 目次 ■
残価設定型ローンをわかりやすく!
2020年10月12日に日本経済新聞は、残価設定型の住宅ローンを政府と民間の金融機関が開発しようとしていると報じました。
「残価設定型ローン」をわかりやすく説明すると、住宅ローンを利用する際にローン完済時の住宅の残存価値分を差引いた金額でローンを組むというものです。
従来の住宅ローンの場合は、4000万円のマンションであれば、頭金を除いた金額(頭金がゼロならば4000万円)を金融機関から借りることになります。
残価設定型ローンの場合は、ローン完済時の残価設定を1500万円のマンションであれば、1500万円を除いた2500万円を金融機関から借りることになります。
どちらが住宅ローンを借りやすいか(=住宅を買いやすいか)は、残価設定型ローンに軍配となります。
住宅ローンを組む際の金額が下がるということはハードルも低く、住宅購入がしやすくなるということです。
年収が低くて住宅ローンを組むのにためらっていた方、大きな住宅ローンの返済が心配だった方にも、「残価設定型ローン」の導入は魅力的なのではないでしょうか。
今まで住宅ローンの金利や住宅ローン減税の拡大など住宅業界の購入マインドを推し進める政策を行ってきました。
「残価設定型ローン」を政府と民間の金融機関が開発しようとしていることから、さらに住宅購入を推し進める動きを加速させようという狙いが見えます。
国土交通省(国交省)によると、「残価設定型ローン」の適用は、新築住宅のみならず中古住宅へも適用すると思惑があります。
「残価設定型ローン」が本格的に導入されれば、今後ますます住宅が購入しやすくなるのかもしれません。
今後の「残価設定型ローン」の動きに注目が必要です。
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残価設定型ローンの導入により、今よりも不動産が購入しやすくなる動きがあります。
ただ住宅ローンですので、身の丈に合った返済を行うことが出来るように住宅ローンの総額は考えないといけません。
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