一戸建ての修繕費の目安は?月々の管理費や修繕積立金は不要だが!
一戸建ては、ランニングコストが安いと考えている方に是非読んで頂きたい記事です。住宅ジャーナリストの山本久美子さんが「一戸建てはマンションより月々お得と思う人の盲点」という記事を掲載しています。修繕費の目安はいくらなのでしょうか。
良くマンションは、月々の管理費や修繕積立金が必要となるためマンション購入よりも、一戸建てを購入すべきと”マンションvs一戸建て”の記事を見かけます。
一戸建ては確かに、月々の管理費や修繕積立金は不要です。しかし、まとまった修繕費用が必要となるのが一戸建ての特徴です。
「全く修繕を行わない。」という選択も可能ではあるが、雨漏りなどで生活上不便や不都合が生じることになります。快適さが失われてしまいます。
- 一戸建ての修繕費の目安は?
■ 目次 ■
一戸建ての修繕費の目安は?
永遠の結論の出ない「マンションvs一戸建て」、どちらにもメリットとデメリットがあるため、住む人によって考えが異なります。
一戸建て派の方は、月々の管理費や修繕積立金・駐車場代が必要となるマンションは、ランニングコストが高いというデメリットとしてあげています。
確かに一戸建ての場合は、月々の管理費や修繕積立金・駐車場代は不要ではあるが、雨漏りのために屋根の修繕が必要なケースがあります。
工事の内容にもよりますが、一度に大きな修繕費用が発生することもあり、修繕のための費用を月々積み立てておく人は少ないのではないでしょうか。月々の費用だけを考えて、ランニングコストの高い/安いは言えないと思います。
住宅ジャーナリストの山本久美子さんが「一戸建てはマンションより月々お得と思う人の盲点」には、一戸建ての修繕費の目安となる修繕費用が書かれています。
30年以上住んでいる人を対象に「一戸建ての修繕の実態」について調査(N=398人)を行った。その結果によると、住んでいる期間に住宅の修繕にかけた費用の総額は、平均で532.1万円(平均築年数36.8年)だった。木造(平均470.2万円)と鉄筋・鉄骨造(617.7万円)では異なり、鉄骨・鉄筋造りのほうが修繕費は高くなる傾向が見られた。
一戸建ての構造にもよりますが、仮に30年600万円の修繕費が必要となったとすると、
600万円÷30年÷12ヵ月=1.6万円/1ヵ月
月々1.6万円を修繕積立金としてプールしておく必要があるということです。ただし、1.6万円は最低限の修繕積立金と思います。実際には一戸建てのどこを修繕しなければならないのかは分かりません。
どんなところを修繕したのかと言うと、一般的には外壁・屋根・躯体・玄関ドアやアルミサッシなどの建具・給排水管設備となっています。1.6万円+アルファは積立ておかないと対応が出来ないということです。
マンションのように月々の管理費や修繕積立金を用意するという習慣がない一戸建てですから、月々積み立てている割合も低いです。
建物の年数が進めば当然老朽化も進みます。トイレ・洗面台・キッチン・ユニットバス・給湯器の交換費用も必要となります。高齢者のためのバリアフリー工事を行う必要もあるかもしれません。庭木の手入れも必要となります。
台風の被害によって破損した屋根の瓦を修繕しなければならなくなることも考えられますので、月々1.6万円では不足することがお分かり頂けると思います。
同じ一戸建てでも、大きな一戸建てと小さな一戸建てとでは修繕費用は異なります。屋根や外壁などの大きさが違うためです。
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一戸建ての場合は、自分のペースで修繕工事を行うことが出来るのはメリットです。マンションの修繕工事は、内容にもよりますが、マンション住民の合意が必要となりますからね。
マンションの場合は、計画的に月々の修繕積立金を積み立てています。管理組合が修繕積立金を管理し必要な時に使いますから計画的な修繕をお任せ出来る安心感もあります。
定期的に点検も行われるため、修繕しなければならない箇所も早期に分かるのもメリットです。
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