マンションの抽選を避けるためには!
人気のマンションにつきものなのが「マンションの抽選」です。人気のお部屋では5倍を超える倍率になることもあります。しかし、抽選である以上は、必ず当選するとも限りません。ここでは、抽選を避けて、希望のマンションに住むために考えておきたいことを綴ります。
■ 目次 ■
抽選を避ける必要条件
人気のマンションでは、抽選の倍率はかなり高くなります。それは、みんなが住みたいと思うから競争率が高くなるのです。しかし、よく見てみるとすべての部屋の倍率が高いわけではありません。
同じマンションで、なぜ倍率にばらつきが出るのかというと、少しずつお部屋の条件が違うからです。そして、倍率の高いお部屋は一般的にみんなが住みたいと思う条件が揃っているからなのです。
その反対の条件になってしまう部屋を選ぶと、抽選の倍率は低くなってきます。運が良ければ、抽選を避けて希望のマンションに住むことも可能にもなります。
「せっかく購入するマンションなので妥協をしたくない!」と思うかもしれませんが、自分にとって本当にその条件が必要なのかを考えてみると、意外にあまり人気のない部屋のほうが、自分のライフスタイルに合っているということもあります。
倍率が高くなるお部屋の条件
マンションの中でも、特に倍率が高くなるお部屋の条件を具体的に見ていきましょう。
- 他の部屋よりも少し専有面積が広い
- 角部屋で窓が多い
- 南向きで日当たりが多い
このような条件が揃っているお部屋は、人気があり倍率も高くなります。具体的に、倍率が高くなる条件を見ていきましょう。
専有面積が広さ
では、あなたにとって前述の人気条件は絶対に必要でしょうか? 専有面積では、90平方メートルと85平方メートルであれば、当然専有面積の広い90平方メートルの方が人気があります。しかし、間取りによっては5平方メートルの差は、住み心地にほとんど影響がないこともあります。本当に90平方メートルでなければならないのでしょうか。
角部屋で窓が多い
角部屋で窓が多い部屋は、日当たりや風通しなどの面で有利になります。人気もあり売却価格も高く設定されます。しかし、角部屋が必ず良いとも限りません。
例えば、外気に面する壁面が多くなるため、外気温の影響を受けやすくなります。また、壁の結露もしやすくなります。交通量の多い幹線道路などに面している場合は、外部の音も大きくなります。光熱費の点では、角部屋が有利であるとは限りません。
角部屋が必ずしも良いことばかりではないと思うことができれば、購入価格も抑えることができるかもしれません。
南向きで日当たりが多い
そして、絶対的に重要視される南向きの部屋。昼間は日照がたくさん入る明るい家でないとイヤ!という人も少なくありません。しかし、生活のスタイルによっては南向きの部屋でなくても良い場合があります。
例えば、夫婦共働きで子供も学校に行っているような場合、昼間の時間帯は誰も家にいないことになります。ということは、南向きの恩恵を受けるのは休みの日だけということになります。
また、太陽の光がいっぱい入るということは、夏場はそれだけ暑くなります。その分光熱費も多くかかることになります。
このように考えていくと、「絶対的に人気の部屋でなくてもいいかなぁ」と思える人も少なくないと思います。
おわりに
本当に自分にとって必要な住宅の条件を考えていくと、あまり人気のない抽選不要の部屋がよいと思えるようになるかもしれません。しかも、そのような部屋の分譲価格も抑えられる場合が多いのでよいことばかりです。
「マンションの抽選」をしなければならないお部屋というのは、複数の他の人も希望しているということになります。抽選に当たるのか外れるのかとドキドキしながら抽選の結果を待つという精神的な苦痛も味わうことになります。だったら、抽選のないお部屋を選択するのもスムーズな購入の戦略です。
マンションは自分たちが生活する場所です。一般的な条件で判断するのではなく、自分たちのライフスタイルに合った条件で物件を探していくと、抽選を避けながら、理想の部屋に住むことができるのかもしれませんよ。
そもそもマンションの抽選会が、公平に行われているのか疑問を持つのであれば、抽選を避けた方が無難なのではないでしょうか。
人気マンションの抽選を避けるためには!
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