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分譲マンションの購入は20代では早すぎるのか?

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憧れの分譲マンションの購入ですが、20代では早すぎるのでしょうか。「賃貸」と「購入」どちらがよいのかと話題になりますが、断然20代で購入することをおすすめします。早い段階から住居に対する考え方が明らかになり、「賃貸」という無駄な時間を浪費しないことになるのではないでしょうか。まさに、タイムイズマネー(時は金なり)です。

住宅市場動向調査報告書による年齢

平成30年3月、国土交通省(国交省)が出した「平成29年度住宅市場動向調査報告書」によると、分譲マンションの世帯主の年齢は、30代未満:6.5パーセント、30代:38.6パーセント、40代:26.4パーセント、50代:13.0パーセント、60代:15.5パーセントと、30代での購入が多いです。

また、中古マンションの世帯主の年齢は、30代未満:5.8パーセント、30代:25.6パーセント、40代:29.5パーセント、50代:18.2パーセント、60代:20.5パーセント、40代での購入が多いです。

新築マンションは30代の購入が多く、中古マンションは40代の購入が多いという結果でした。30代未満(20代)で購入する割合は、僅かしかいないことが分かります。しかし、30代になってから検討を始めるのではなく、20代から住まいに対する知識を蓄えることで、分譲マンションの選び方が理解できるのではないかと思います。

就職するにあたって、様々な会社訪問やインターンシップを経験(就活)することで、会社選びの基本やコツを得られたと思います。分譲マンションを選ぶ場合も、様々なマンションの資料を検討したり、モデルルームを訪れて比較検討したりする時間が、失敗のない分譲マンションを選ぶコツにつながるのではないかと思います。

20代で購入のメリットとデメリット

20代でマンションを購入する場合のメリットとデメリットを綴ります。

20代で購入のメリット

20代でマンションを購入する場合のメリットです。仕様面や設備面などで、賃貸マンションに勝るのが分譲マンションです。

返済期間が長い

20代という若さで住宅ローンを組むということは、長期間の返済期間を設けることができます。住宅ローンの最長借入期間は35年間、完済時の年齢は80歳が一般的です。20代で借りる場合と40代でかりる場合の返済期間では違ってきます。

賃貸費用の削減

人間は、マンションを借りるか購入するのかの違いはあれど、どこかに住まなければなりません。賃貸の場合は、賃貸料をいくら払っても自分の所有となるわけではありません。賃貸費用を払うのであれば、購入費用に充てたいものです。

収入増加に伴う返済

20代で購入した場合は、20代の収入を考慮して選んだ返済計画を立てます。30代・40代と年齢を重ねるにつれて、収入も増加していくのが普通です。収入に対する返済負担率も減っていくことで、生活が楽になっていきます。収入増で、繰上返済を行うことも可能です。

早く借りれば、早く返せる。ごく当たり前の理論です。無駄使いを抑制することのできるメリットもあるのかもしれませんね。

老後に向けた資産形成

無理のない返済を行うことができるため、老後に向けた資産形成を計画的に行うことができます。20代のうちに購入することで、安心した老後をおくる準備ができるのです。老人になって、住む場所が確保できないのは、困りものですからね。

失敗しても取り戻せる

失敗しないことが理想ですが、仮にマンション購入に失敗したと思ったとしても、失敗を取り戻すことのできる時間と資産的余裕があります。何より、実際に失敗したという貴重な経験を得られるメリットがあります。

社会的なステータスが

マンションを購入すると社会的なステータス(信用)を得ることができます。「男は持ち家を買って一人前!」という言葉を信じている世代がいることも確かです。そういう人のためにも、住宅があると箔がつきます。

生命保険の代わりに

金融機関から住宅ローンを借りる場合は、団体信用生命保険(団信)に加入することになります。もし住宅ローンの借主が、死亡や高度の障がいになった場合には、住宅ローン借入残高に相当する保険金を支払ってくれることになります。逆に言うと、団体信用生命保険(団信)に加入できなければ、住宅ローンは借りられません。

団体信用生命保険(団信)以外に加入している保険があれば、見直しすることで家計を削減できるのではないでしょうか。

20代で購入のデメリット

20代でマンションを購入する場合のデメリットです。マンション購入はメリットだけではありません。

ライフプランが不確定

20代は、まだライフプランが不確定な時期です。結婚・出産・転勤・転職・介護などの不確定要素が多いため、マンション購入後に売却や賃貸に出すなどの行為が必要になる場合があり得るというデメリットが存在します。

頭金が十分でない

マンション購入時には、ある程度の頭金が必要です。頭金を含めてフルローンとして借りることも可能ですが、リスクが高くおすすめできません。十分な頭金がないと住宅ローンの部分が多くなってしまうというデメリットがあります。

頭金の目安は、よく物件価格の2割と言われています。「一人暮らしのマンション購入は頭金いくら準備すべき」で綴ったように、管理人:info-mansionが購入する場合に用意した頭金は、物件価格の2割に満ちていませんでした。

物件価格で妥協

20代は、まだ年間収入が少ないため、借入可能額が低くなってしまいます。それによって、物件価格の面で妥協せざるを得ない場合がでてきます。マンションのグレードを落とす、最寄駅からの距離を我慢する。同一マンション内でも、専有面積を小さくする・階数を落とす・人気のないプランにするなど妥協せざるを得ないことになります。

物件価格を考えて、新築マンションは諦めて、中古マンションにターゲットを絞ろうということになるかもしれませんね。

おわりに

分譲マンションを20代で購入することが「早い」のか「遅い」のかは意見が分かれるところです。賃貸マンションに住むのであけば、マンションを購入した方が無駄がないという意見も分かります。

ライフプランが確定してからマンションを購入するという意見もありますが、いつになったらライフプランが確立するのでしょうか。早く購入すれば、長い間住むことができます。

「若い時の苦労は買ってでもせよ。」という諺があります。20代の若い時代にはピンとこない諺かもしれませんが、若いうちに一生懸命に取り組んだ住宅探しも、この先年齢を重ねて役に立つ時がくるものと思われます。20代といっても、10代に近い20代もあれば、30代に近い20代もありますけどね。後悔しない選択をしましょう。

分譲マンションの購入は20代では早すぎるのか?

20代でも早くはない!若い時代の経験は貴重な財産となる!
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この記事を書いた人

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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