内覧用空き部屋を悪用 特殊詐欺グループに!
マンションの内覧用空き部屋を悪用して、詐欺の被害者らから送られてくる他人名義の預金通帳やSIMカードを受け取っていた男が逮捕されました。内覧用空き部屋の鍵は、不動産業者を装った別の男が管理会社から部屋の鍵が入っているボックスの暗証番号を聞き出していたという。管理会社の杜撰な対応が特殊詐欺グループに悪用された事件でした。
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内覧用空き部屋を悪用 特殊詐欺グループに!
「特殊詐欺グループって、なんて頭がよいのだろうか。」と感心させられる事件が起きて報道されました。
マンションの内覧用空き部屋を悪用して、詐欺の被害者らから送られてくる他人名義の預金通帳やSIMカードなど、100回以上受け取っていた50歳の男が、警視庁に逮捕されたものです。逮捕されたのは、千葉県松戸市に住む無職の渡辺行宣容疑者(50)です。
空き部屋は内覧用で、不動産業者を装った別の男が管理会社から部屋の鍵が入っているボックスの暗証番号を聞き出していたということです。
マンションの内覧用空き部屋を巧妙に利用した事件であるが、管理会社が不動産業者を装っていることを見抜けなかったのかと残念に思います。
よくないことで、自分の名前が世に出てしまったことに情けなく思わないのだろうか。
管理組合としての対策は?
管理組合の対策としては、マンションの空き部屋状況を把握して、内覧以外の用途に使われていないかということを確認することです。
売却などしてマンションから引っ越す場合は、管理会社へ連絡があるはずです。資格喪失届を管理会社へ提出しないと、管理費や修繕積立金が金融機関の口座から自動的に引き落とされてしまうからです。
一日中見張っているわけにも行きませんが、機会があったら部屋に不審がないのかを確認するようにするということです。
おわりに
特殊詐欺グループに、内覧用空き部屋を悪用された驚きの事件が報道されました。こういう報道がされると真似をする人が出てくるのではないか?と心配になります。
空き部屋を悪用するのが一番悪いですが、部屋の鍵を管理している管理会社の責任もあるのではないかと思います。
しかも今回の場合は、100回以上受け取っていたと証言しているため、少なくとも100回も同じ手口で空き部屋を悪用していたことになります。今まで、気が付かなかったのはなぜなのだろうか?と疑問が残りますけどね。
暗証番号で施錠していたという空き部屋の鍵の管理方法にも疑問が残ります。内覧希望者が現れた場合、マンションのボックスから取り出す方法は適切な管理だったのだろうか。
空き部屋にすると、何に使われるのか怖いですね。
内覧用空き部屋を悪用 特殊詐欺グループに!
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