管理組合

マンション管理組合の理事長交代が突然だった経験!

目安時間 6分
  • コピーしました

「マンション管理組合の理事長変更のベストタミングは」では、業務継続性の意味から、任期2年の半数改選がよいと綴りましたが、突然理事長を交代して驚いた経験があります。理事長を突然交代することになった理由や経緯について綴りますので、参考にして頂けると幸いです。

総会後の互選で役職の決定

当マンションでは、理事の務めは、1年任期となっていました(当時)。理事の役職は、それぞれの互選により行うものとされています。

互選と言っても、役職を決めるにあたって、まず立候補を行い、立候補がなければくじびきで決めるという方法です。ですから、管理会社も、総会後の新役員の顔合わせという名の役職決定時には、くじびきのセットを持参してくるのが通例となっています。

よほどマンション管理を率先して行いたいという意気込みがあるのでなければ、まず理事長に立候補を名乗り出るのは珍しいのではないかと思います。

ところが、総会後の新役員の中から、理事長への立候補が2名もあらわれたのでした。前期の理事長と私(管理人:info-mansion)です。2名を理事長とするわけにはいかないので、くじびきかジャンケンなどで決めるのが普通(くじびきの良し悪しはありますが)だと思います。こういう時に理事が輪番で回ってきた方にとっては、ラッキーだったのかもしれませんね。

前期も理事長を担っていたのであれば、経験から安心して任せられると思ったので、理事長をお任せし、私は副理事長の役職についたのでした。

第1回目の理事会はスムーズに

第1回の理事会が開催され、理事長を中心に議題に対しての検討と方針が決められて行きます。不自然さがなく極めて健全な管理組合のあり方であると思いました。前年も理事長を経験しているだけあって、理事会の開催要領がお分かり頂いているのでスムーズな理事会で終了しました。

ひとつだけ不満を言うと、理事会の開催時間が長いということです。人間が物事に集中できるのも2時間程度が限度なのではないかと思います。大学の1コマの単位は90分に設定されていますので、ひょっとしたら集中力が継続できるのは90分なのかもしれませんね。

私が理事長になってから真っ先に改善したのは、理事会開催時間の短縮化でした。「理事会が長いのでスムーズに進めるため工夫した経験」を参照願います。

第2回目の理事会で突然

第2回目の理事会が開催され、理事長から「議題に入る前に話があります。」と突然切り出されたのでした。「マンション内で事件や事故が発生したのか?」と思ってしまいましたが、「実は、マンションを売却したので理事長を続けられなくなりました。」と言う発言に驚きました。

くじびきやジャンケンで理事長になったわけではなく、自らが立候補して、理事長になったからです。プライベートで突然の転勤があったのかもしれませんが、あらかじめ分かっているのであれば、理事長に立候補しなければスマートだったのにと思います。

なぜなら、理事長になった場合には、管理会社との引継や金融機関の名義人変更手続きが必要となるからです。途中から理事長なる場合も、心構えにも影響を及ぼすのではないかと思います。

副理事長は大事!

マンションの管理規約には、「副理事長は、理事長を補佐し、理事長に事故があるときは、その職務を代理し、理事長が欠けたときは、その職務を行う。」という規約が設けられています。

ここで言う事故は、病気などで、理事としての務めができなくなった時と認識しています。マンションの部屋を売却したため、組合員の資格を喪失した場合も「事故」であると思います。

理事長不在で、副理事長が職務を行うこともありですが、集まった理事のメンバー全員一致で、正式に理事長となりました。

そういう意味で、理事長と副理事長の人選は大事であると感じました。多くのマンションの管理組合は、理事長や副理事長をくじ引き・あみだくじ。ジャンケンで決めているところが多いようですが、本当によいのか疑問に思った突然の理事長交代でした。

おわりに

理事長が本来1年間、マンション管理組合をリードしていく役割にあるのだが、理事長に事故がないとも限りません。

マンションの管理規約では、そのような場合は、副理事長がサポートするようになっています。役職を定める場合には、サポート可能な方がなるのがよいですが、実際にはどうなのか疑問を覚えました。

「マンションは管理を買え!」と言われるように、住民の誰が理事長になったとしても、適切な管理を行うことができるように、ある程度の勉強が必要なのかもしれませんね。以前理事長を経験された方のアドバイスを参考にできる仕組みを構築しておくことが、よいマンション管理につながるのかもしれませんね。

他マンションとの理事長や理事の情報交換で、過去の失敗や経験を通して、さらによいマンション管理に役立つとよいと思います。インターネットの世界だけではなく、実際のつながりがあるとよいですね。

「理事長なんて私にはとても務まらない!」と謙遜?して敬遠!する方が多いですが、誰でも初めての理事長を経験しているのです。「ある程度経験を積んでから理事長を引き受けます。」という言葉も聞きますが、本当なのでしょうか。

マンション管理組合の理事長交代が突然だった経験!

売却で理事長が退く。副理事長が継続した。
※アフィリエイト広告を利用しています。
  • コピーしました

   管理組合   0

この記事に関連する記事一覧

この記事を書いた人

info-mansion
info-mansion

独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

info-mansion

info-mansion

独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。


矢印 ←ダウンロード可能なブログ記事です。自由にダウンロードしてお使いください。


マンション情報お役立ちブログのテンプレートは、「THE WORLD2.0」を使用しております。機能的にもデザイン的にも優れたテンプレートです。感想レビューはこちら
 人気記事
最近の投稿
カテゴリー
アーカイブ