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住宅ローンの完済年齢は何歳なのか気になる

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住宅を購入する上で欠かせないのが金融機関からの住宅ローンによる融資です。住宅ローンの完済年齢は何歳なのかが気になります。そこで、住宅ローンの返済期間について統計が、国土交通書から出ていましたので調べてみました。現在の年齢に返済期間を加えることで、何歳まで住宅ローンの返済が続くのかを予想することができます。住宅ローンを受ける時の参考にして頂ければ幸いです。

住宅ローンの返済期間は

平成30年(2018年)3月発表の国土交通書「平成29年度住宅市場動向調査~調査結果の概要~」の2.4.2住宅ローン(3)返済期間から、分譲マンションの住宅取得借入金の返済期間は29.7年、中古マンションの住宅取得借入金の返済期間は24.7年となっています。

この返済期間を見て、やはり住宅ローンは長期に渡ってお付き合いしなければならないのだと改めて認識した次第です。現在の年齢に返済期間を足すことで、何歳まで住宅ローンの返済が続くのかを試算することができます。

例えば、30歳で住宅ローンを借りた場合は、30歳+29.7年で、約60歳で完済することになります。定年を60歳として、30歳までに購入すると定年以降の住宅ローンの負担がないことになります。

逆に、65歳まで働く場合は、65歳-29.7年で、約35歳までに住宅ローンを借りると計算になります。30歳までにライフスタイルがある程度定まっている方も多くはないでしょう。

「マンションの住宅ローンの年数は何年がベストなのか」で綴ったように、契約年数30年以下が圧倒的であることが分かりました。

実際には、金融機関の最長借入期間は35年、借入申込時の年齢から80歳までとなっているのが普通です。とは言っても、80歳まで住宅ローンを抱えるというのは現実的に難しいのではないでしょうか。自分でも80歳になっても住宅ローンに縛られるのはイヤですからね。

住宅ローンは、現役時代に返済するのが好ましく、引退した後でも残っているのは辛いですから、住宅ローンを借りるとすれば早めの方(60歳までに、どうしてもの場合は65歳まで)がよいという結論になります。

住宅ローンを早く返すコツ

「住宅ローン」を早く返すコツを考察してみました。

繰り上げ返済を積極的に行う

当たり前なのですが、通常の返済とは別に繰り上げ返済を積極的に行いましょう。毎月の定まった住宅ローンの返済だけでは、なかなか完済までに時間がかかります。

繰り上げ返済の中でも、毎月の返済額を変えずに残りの期間を短くする「期間短縮型」と残りの期間を変えずに毎月の返済額を軽減する「返済額軽減型」の2種類がありますが、「期間短縮型」の方がおすすめです。

住宅ローンを借りる際に、融資利率だけで判断しないで、繰り上げ返済についての条件も考慮して金融機関を決める必要があります。繰り上げ返済の最低金額や手数料は、それぞれの金融機関によって異なるからです。

住宅ローン額を少なくする

そもそも、借りるべき住宅ローンの額は適正な金額なのでしょうか。無理をして借りたとしても、住宅ローンが完済できなければ、どうしようもありません。

無理なく返済できる金額にするためには、住宅のスペックを落とすあるいは、駅10分以内を駅15以内に変更する、専有面積80平方メートルから70平方メートルに変更する、高層階から中層階や下層階に変更するなど、ちょっと不便を我慢することも必要です。

頭金を多くする

住宅を購入する際の頭金を多くして、住宅ローンに頼らないようにすることです。そのためには、日頃の節約が重要となります。無理のない範囲で節約を心掛けましょう。購入物件を選ぶ場合も、頭金が少なくても手の届く、身の丈にあった物件を選ぶことが「住宅ローン」を借りる場合の鉄則となります。

借り換えを行う

借りた住宅ローンの金利が高い場合は、金融機関に金利の交渉を行いましょう。何もしないと当初定めた金利で完済まで払い続けることになります。手間はかかりますが、ダメ元でチャレンジすることをおすすめします。

借り換えについては、「住宅ローン借り換え 他行の見積もりで本気度をアピールした経験」を読んで頂けると分かりますが、本気で借り換え交渉を行わないといけません。

おわりに

一般的に、住宅ローンの完済年齢は何歳なのか気になるものです。実際にきちんと返済ができるのであれば、何歳であっても構わないだろうという意見もありますが、できれは現役世代のうちに早く返した方がよいですよね。

将来、何があるのかが分からないのですから、何事も早め早めに対応しておくことが生活と心の豊かさに繋がると思いませんか。

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住宅ローンの完済年齢は何歳なのか気になる。

返済期間は約30年の契約が多いが、実際の完済はもっと早い。
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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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