マンション管理会社の変更でトラブルが!安易な変更は不満と後悔が!
「マンションの『管理会社変更』を叫ぶモンスター住民に要注意」という記事が、NEWSポストセブンに掲載されました。
マンション管理会社を変更する「リプレイス」は、増える傾向にあると言います。しかし、安易に管理会社を変更することが、マンションにとっては良い選択であるとも言えません。
リプレイスすることで、管理会社に支払う委託料の削減に成功したとしても、サービス自体の低下を招くようであれば不満と後悔が残るのではないでしょうか。
ましてや自主管理のマンションから管理会社へ委託を行うことの難しさを知って頂きたいです。
- マンション管理会社の変更でトラブル!
■ 目次 ■
マンション管理会社の変更でトラブル!
2020年9月17日NEWSポストセブンに、「マンションの『管理会社変更』を叫ぶモンスター住民に要注意」という記事が掲載されました。
自主管理を除く分譲マンションでは、管理会社に業務を委託してサービスを受けています。そのための管理費を毎月支払っているのですから、「サービスを受けるのは当然!」だと思っていることでしょう。
快適なマンション暮らしが出来るのも、管理会社に業務を委託しているためですから、管理会社との良好な関係が求められています。
NEWSポストセブンに書かれていた内容は、管理会社から派遣されている管理人さんや清掃員さんが、平日に1日・2日休むようになってしまったとのことです。
高齢で激務が原因かは不明ですが、「高い管理費を払っているんだから、それなりの仕事はしてもらわないと……」とクレームを管理員室に押しかけ注意して口論になったということです。
確かに今まで休むことなく業務を行っていたのに、休むことになったのには、理由があると思いますが、現場の管理人に苦情をしても問題は解決しないのではないでしょうか。
管理会社から派遣されて、業務を行っているだけの管理人ですからね。管理会社に苦言を呈するべきではなかったのかと思います。
対応が悪かったことから話は余計にこじれ、「もっと管理費が安くてサービスのいい管理会社に変更したらどうか。」と理事会の議案に上げる事態にまで発展してしまったと言います。
管理会社との良好な関係を築くことができなければ、良いサービスを受けることが出来ずに住み心地の悪いマンションとなってしまいます。
管理会社変更というトラブルにまで発展したマンションを修復するのは難しいのではないでしょうか。
マンションでは、「スタッフの慢性的な人手不足と高齢化」が深刻な問題となっています。今までの管理人に対する待遇の悪さが、ようやく表面化されてきたのかもしれません。
管理会社を変更(リプレイス)することで、管理費が削減できたとしても、サービスの質が下落してしまったら元も子もありません。
管理会社を変更するために、相見積もりを取って、管理会社を競争させたら安くなるという一昔前の常識は失われつつあるのかもしれません。
適正なサービスを適正な業務委託費で行う管理会社こそ、本来は選択すべき管理会社であるのかもしれません。
そのためには、管理委託費の料金のみではなく、サービス内容まで吟味して管理会社を選ばなければなりません。
一時の感情で、安易に管理会社を変更することはやめた方が良いです。後悔をすることがないようにしましょう。
管理会社を変更して、劇的にサービスが向上したと感じられるのであれば、満足度も高いのでしょうが、管理委託費が同じか少ない場合は、あまり大きな変化は感じられないかもしれませんよ。
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マンションには、3つの老いがあると言われています。1つ目が「所有者と居住者の高齢化」、2つ目が「建物と設備の老朽化」、3つ目が「スタッフの慢性的な人手不足と高齢化」です。どの老いも築年数を重ねるに従って、老いが健在化していきます。
管理会社への業務委託費を削減しようと自主管理のマンションにしてしまうと、いざ管理会社に委託しようとすると断られてしまうケースもあります。
どの業界も人出不足が叫ばれています。管理人も、人出不足の影響を受けている業界のひとつです。
管理人も、適正な報酬を受けることが出来なければ、請け負ってくれる人がいなくなるのかもしれません。今までが異様に安く働いてきたのかもしれませんね。
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