自分の所有するマンションの理事会で遭遇するとは思いもしなかった理事長の暴走。噂には聞いていた理事長の暴走ですが、まさか身近で起こるとは思いませんでした。
いよいよ通常総会の開催日が近づくにつれて、理事長が総会に出席するという報告が管理会社からありました。
臨戦態勢で通常総会を行う理事たちは、作戦に余念がありません。もしも理事長が次期も続けると言い出したらどうするのかというシミュレーションまでしていました。
- マンション理事長の暴走を止めた経験4
■ 目次 ■
マンション理事長の暴走を止めた経験4
マンション理事長の暴走を止めた経験4では、実際に通常総会が行われたことを綴ります。
まさかの旧理事長が出席表明
旧理事長は、体調不良を理由に決算理事会を欠席していましたから、通常総会も欠席するのかと思っていたら、「まさかの『総会出欠』という回答がありました。」と管理会社より回答がありました。
決算理事会を欠席したくらいだから、通常総会も欠席あるいは議決権行使かと思っていました。
旧理事長が出席するとなるとスムーズな通常総会が開催できるのか心配でした。旧理事長は、理事長印を持っていますので、速やかに返却することを伝えてあったのにも関わらず返却がこの時点ではありませんでした。
仮に理事長印の返却がなかったならば、現在の理事長印は無効として、新しい理事長印を作成することまで考えていました。
以外にスムーズな通常総会
旧理事長以外の理事と管理会社の担当者は、通常総会開始の15分前までには総会会場の椅子に着席して、通常総会の開始を待っていました。旧理事長は、15分前の時点では会場にいませんでした。
通常総会開始の5分前になり、総会会場入りしたのが旧理事長でした。季節の挨拶やコロナの話・健康状態など何気ない会話が通常総会開始まで続けていました。
そして、いよいよ通常総会の開始。総会の議長である新理事長の口火を切ってスタートしました。一悶着が勃発しないかとヒヤヒヤ状態です。こんな緊張した通常総会は初めての経験でした。
通常総会にあたって、管理会社が用意したシナリオ通りに進めて行きました。議案を絞ったこともあって、質問は一切総会ではありませんでした。旧理事長も黙って聞いていたのが驚きでした。
そして、なんと約30分程度で通常総会は無事に終了しました。以外にスムーズな通常総会だっただけに、ちょっと拍子抜けした気分でしたが、良かったです。
旧理事長は、理事長印を持参していたので、新理事長に渡した後、すぐに会場を後にしたのでした。めでたしめでたし。
通常総会が終わって、新理事長から「ご迷惑をお掛けしました。」という挨拶がありました。いやいや理事長お疲れ様でした。無事に終わってほっとしました。
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理事長の暴走をまさか経験するとは思いませんでした。どのマンションでもあり得る理事長の暴走でした。
なぜ理事長の暴走が発生するのかと考えると、住民の無関心さだと思います。管理会社に全て任せておけば安心であるという慢心さが理事長の暴走を生み出すのではないでしょうか。
マンションを購入して区分所有者になった時から、マンションの維持/管理を行うメンバーであることを自覚して他人任せにしないようにしましょう。