エレベーターの点検頻度高い理由!マンションの購入は複数台がおすすめ
マンションに必要不可欠な共用設備として「エレベーター」の存在があります。
2階以上のお部屋に住むのであれば、毎日利用するマンションになくてはならない共用設備です。エレベーターの点検頻度が高い理由は何でしょうか。
- エレベーターの点検頻度高い理由
- マンションの購入は複数台設置がおすすめ
エレベーターが複数台設置しているマンションの購入をおすすめします。
■ 目次 ■
エレベーターの点検頻度高い理由!毎月行っていませんか
マンションに住んでいると、「エレベーター保守点検のお知らせ」を頻繁に目にします。掲示板に貼ったり、エレベーターの乗降口、エレベーター内に掲示などマンションによって掲示場所は各々異なります。
しかし、エレベーターの保守点検って、頻度が高い気がするのは気のせいでしょうか。つい先日行ったばかりなのに、もう次のエレベーター保守点検を行うお知らせが貼られているような気がします。
国土交通省(国交省)の「昇降機の適切な維持管理に関する指針」「第二章昇降機の適切な維持管理のために所有者がなすべき事項」の「第1 定期的な保守・点検」には、次のように記載されています。
所有者は、自ら適切に保守・点検を行う場合を除き、保守点検契約に基づき、昇降機の使用頻度等に応じて、定期的に、保守・点検を保守点検業者に行わせるものとする。
第1 定期的な保守・点検
「昇降機の使用頻度等に応じて、定期的に、保守・点検を保守点検業者に行わせる」とあります。
「昇降機の使用頻度に応じる」とはどういうことでしょうか。昇降機つまりエレベーターを毎日使うのか、数週間に1回使うのかの頻度に応じて、保守/点検を行いなさいということです。
国土交通省(国交省)では、年に何回以上「保守・点検」をしなさいという義務を課しているわけではありません。
では、頻度とは、具体的にどの期間なのでしょうか。財団法人日本建築設備・昇降機センターより、「昇降機の維持及び運行の管理に関する指針」が出されています。
第12の「定期点検・整備等」には、次のように記載されています。
1 所有者等は、昇降機の維持及び運行の安全を確保するため、使用頻度等に応じて専門技術者に、おおむね1月以内ごとに、点検その他必要な整備又は補修を行わせるものとする。2 所有者等は、前項の点検等を行った場合は、その記録を3年以上保存すること。
昇降機の維持及び運行の管理に関する指針 第12(定期点検・整備等)
ですから、毎月定期的に「保守・点検」を行っているのです。もっとも、エレベーターの「保守・点検」の回数は、エレベーターを設置した業者によって定めているのですが。
マンションに設置されているエレベーターは、毎日使用するもので、事故や故障があると困ります。特に、1台だけしか設置されていないマンションの場合は、エレベーターが使えないと生活に支障がでてしまいます。
毎月定期的に「保守・点検」を行うことで、安心/安全にエレベーターを使うことができるのです。
マンションの購入は複数台設置がおすすめ!
エレベーターの「保守・点検」を行う場合は、エレベーターそのものを停止させる必要があります。「保守・点検」の時間帯は、エレベーターの使用が禁止となります。
エレベーターの「保守・点検」を行う時間は、マンションの階数にもよりますが、早くても1時間、長いと数時間にも及びます。
当然、点検時間中は、エレベーターを利用することができません。だからと言って、階段を使って上階まで登るのかというと高層階の人は辛いでしょうね。
複数台のエレベーターが設置してある場合の「保守・点検」は、1台ずつ順番に行うのが通常ですから、複数台のエレベーターが設置してあるとどこかのエレベーターが使えることになります。
マンションを購入する場合は、少なくとも2台以上のエレベーターが設置してあるマンションを選択することをおすすめします。
もし何らかの原因で、エレベーターが故障して使用不可となったとしても、複数台が同時に故障する確率は、極めて少ないのではないでしょうか。
おわりに
エレベーターの点検の頻度って、うざいくらいに高い気がしていました。エレベーターの保守会社も心得たもので、点検日は、平日の日中帯に行ってくださっています。
ところが、在宅勤務(テレワーク)を行っていると、うっかりエレベーターの点検日に遭遇してしまう経験がでてきたので、気になっていたのです。
安心/安全にエレベーターを利用するためなので、「保守・点検」は、仕方がありませんけどね。
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