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エレベーターに備蓄ボックスを 首都圏直下地震への備え

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NHKで放送された「関東推し!首都圏情報 ネタドリ!首都圏直下地震 あなたのマンションの備えは?」という番組でも、推奨されていましたが、エレベーター内に備蓄ボックスの設置をおすすめします。地震発生時のエレベーター閉じ込め対策として、普段から備えておけば安心です。

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首都圏直下地震の確立は

NHKで放送された「関東推し!首都圏情報 ネタドリ!首都圏直下地震 あなたのマンションの備えは?」では、今後30年で70%の確立で首都直下地震が起こると言われています。

首都圏直下地震は、今後必ず来るものだと認識して、防災に対する備えをしておくべきであると警笛を鳴らした番組でした。

首都圏では、タワーマンションと呼ばれる高層のマンションが乱立しているため、もし地震が発生して、エレベーターに閉じ込めがあったとしても、救出には時間がかかります。

東京23区の分譲マンションの数は、およそ3万2,000棟であると言われています。東京23区では、住まいの8割近くがマンションなどの共同住宅です。

さらに、「晴海フラッグ(HARUMI FLAG)」など、多くのマンションが建設されています。

そもそも、エレベーター内の閉じ込め救出の優先度は、病院などの医療施設や公共施設が優先されます。

救出する数が多いと人手が不足するので、マンションの救出まで時間がかかってしまいます。

大阪北部地震では、閉じ込めの救出に最大5時間半を要していると記録されています。

あの狭いエレベーター内で5時間半も救出を待つのは肉体的にも精神的にも疲れます。

ましてや首都圏直下地震では、さらに多くのエレベーター内の閉じ込めが発生することは予想されています。

救出に向かう道路が寸断される可能性もあり、簡単に閉じ込め救出ができないことも想定しておかなければなりません。

国土交通省も備蓄ボックス推薦

平成31年4月2日に、国土交通省住宅局建築指導課長から出された依頼書「エレベーターの地震対策の実施について(依頼)」にも、エレベーター内に防災キャビネットの設置を呼び掛けています。

大阪北部地震では、閉じ込めの救出に最大5時間半を要しており、特に首都直下地震ではそれを上回る時間を要するおそれがあります。

閉じ込めが発生し、救出までに長時間を要する場合、閉じ込められた方が健康状態を損なうことなく救出を待つことができるようにするためには、エレベーターのかご内に、簡易トイレや非常用飲料水等を備蓄した防災キャビネットを設置することが有効であると考えられます。

つきましては、かご内への防災キャビネットを積極的に設置していただきますようお願いいたします。なお、設置に当たっては次に掲げる事項に留意してください。

(かご全体の重量に対する通常の防災キャビネットの重量の影響は軽微であるため、最大定員や定格積載量に対する影響を考慮する必要はありません。)

エレベーターの地震対策の実施について(依頼)

過去に起きた実際の地震の対応を教訓とした備蓄ボックスを設置することは、安心安全を与えるための有効な手段として推薦していることになります。

エレベーター内に、備蓄ボックスが備えてあるマンションはまだ少ないような気がします。

今後必ず起こるとされている「首都圏直下地震」のためにも、早急に備えることを検討し実施して頂くことで住民への安心感につながるものと思います。

住民の防災意識の啓蒙にも役立つのではないでしょうか。

普段は椅子や荷物置きとして利用

デパートやホテルのエレベーターに乗ると、エレベーター内に椅子が置かれていることがあります。お年寄りや足の不自由な人向けに設置してあると思います。

普段は椅子として利用し、停電等のの閉じ込め時は、備蓄やトイレとして利用できる防災用のキャビネットセット(エレベーター用椅子・トイレ兼用タイプ)があります。

是非、管理組合で導入の検討を行って頂けるとよいのではないでしょうか。マンションも、危機管理能力が問われるのではないでしょうか。

備蓄ボックスの中には

備蓄ボックスの中には、何を収容しておけばよいのでしょうか。暗闇でも「備蓄ボックス」であることが分かるように、蛍光で表示しておくことをおすすめします。

照明器具

停電時は、エレベーター内の照明も消えてしまいます。暗い中での救助待ちはつらいものがあります。乾電池を使った懐中電灯やカンテラ・発光ライトを用意しておきましょう。

エレベーター内に閉じ込められた場合は、インターフォンで外部と連絡を取ることが救助の第一歩となりますが、その場合、エレベーター毎に割り振られている番号情報で、設置場所の特定を行います。

インターフォンで連絡する場合には、正しい番号情報を読み取って伝える必要があります。照明器具がないと読み取るのが困難です。

最近は、スマートフォンを持ってエレベーターに乗ることが多いので、スマホが照明器具の代わりにもなりますけどね。

定期的に乾電池が使えるのかどうかの点検と交換することは重要です。肝心な時に使用できないことがないよようにしましょう。

水と食料

数時間にも及ぶ恐れのあるエレベーター内の救助待ち。水と食料の用意をおすすめします。エレベーター内の空調設備も停止してしまうため、熱中症や脱水症状を防ぐためにも水の用意は必要です。

水と食料も、賞味期限切れや腐っていないかなどの定期的な点検は欠かせません。前回の点検日を記した記録簿を備蓄ボックスに貼り付けておくとよくわかるでしょう。

また、どんなエレベーターでも、法定点検が義務づけられています。法定点検を行う時に一緒に備蓄ボックスの点検を行うと決めておくとよいでしょう。

アルミシート

救助があるまで、ずーと立ったまま待つことは、体力的にも精神的にもつらいものがあります。アルミシートがあれば、床に敷いて座ることが可能です。

ポリ袋/ビニール袋

救助を待っている場合に気持ちが悪くなった場合やゴミ袋として活用するために、複数枚のポリ袋やビニール袋を用意しておくとよいでしょう。

救急用品

簡単な手当ができるように、絆創膏・ガーゼ・はさみ・ピンセット・安全ピンなどを用意しておきましょう。

ホイッスル

エレベーターの中に閉じ込められたことを周囲に伝えるために、ホイッスルを用意しておきましょう。エレベーター内に設置してあるインターフォンで外部と連絡を取ることが基本ですが、インターフォンが使用できない場合に救助を求めるために必要です。

おわりに

「大地震の際には、最寄り階に止まるシステムになっています。」と言って安心している方もいるかもしれません。でも、地震と同時に最寄り階に止まるシステムも故障することもありえます。

今後30年で70%の確立で首都直下地震が起こると言われていますので、明日首都直下地震が発生するかもしれないという危機感を持つことが重要です。

2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災の影響は計り知れません。同じように、首都直下地震の影響も分かりません。東日本大震災の影響で起こった千葉県浦安市の液状化現象は記憶にまだ新しいのではないでしょうか。

マンションにお住まいの方は、いつ首都直下地震が来てもよいように準備は怠りなく! エレベーター内の備蓄ボックスだけではなく、住民の力だけでエレベーターからの救助ができるような知識と訓練も必要です。

エレベーターの管理者は、マンションを販売した会社や管理組合・エレベーターの保守点検業者ではありません。マンション管理組合の理事長が、エレベーターの管理者です。

マンションにお住いの方は、在宅避難ができるように普段から飲料水や食糧を準備しておきましょう。

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