大規模修繕工事の建物診断が進んでいないことに大ショック!
修繕委員会が発足して、ようやく大規模修繕工事のための話し合いが持たれました。
話し合いでは、まず建物がどのくらい劣化しているのか現状を把握しないと、大規模修繕工事までに余裕があるのか即急に行わなければならないのか判断出来ないため、「建物診断を行いましょう。」という結論になりました。
建物診断を行う費用は、管理会社が無料で行って頂ける(実際には、管理会社の営業経費なのかなぁ。管理費に含まれているのかもしれません。)ということもあり、修繕委員会のメンバー全員の賛成になりました。
ところが、建物診断が進んでいないことが分かりショックでした。なぜ建物診断が進んでいないのか綴ります。こんなところで足踏みしていて良いのか?と個人的には思っています。
- 大規模修繕工事の建物診断が進んでいない
■ 目次 ■
大規模修繕工事の建物診断が進んでいない
前回の修繕委員会で、「まずは、建物診断を進めましょう!」という結論に至りました。マンションの管理会社が無料で行って頂けるということもあり、満場一致で進めることになりました。
修繕委員会の議事録にも、建物診断を進めるという議事が掲載されているため、建物診断が進められていると思っていました。
その後2ヵ月、音沙汰のなかった修繕委員会に招集がありましたので、修繕委員会に出席しました。
修繕委員会が始まる前までは、管理会社の人と雑談を交わすほど和やかな雰囲気でしたが、いざ修繕委員が始まると、険しい顔つきに変わりました。
管理会社からの説明では、「前回、建物診断を進めることになっていましたが、修繕方法(設計監理方式/責任施工方式/コンストラクション・マネジメント方式)が定まっていないため、修繕委員長が建物診断にストップをかけたとありました。
修繕方法によっては、再度建物診断を行わなければならないことも考えられるため、無駄な建物診断になってしまうと考えたようです。建物診断のための費用も重複して支払わなければならなくなることを危惧したと修繕委員長から説明がありました。
さらに、「マンション住民にアンケートをとって、どういう修繕方法を採用するのか決めてから進めるのはどうか?」という提案が修繕委員長からありました。修繕委員長は、重要なことだから住民アンケートで決めるべきと考えたのかもしれませんね。
「なんかは発言がズレている」と感じます。マンション住民に修繕方式をアンケートで聞いたところで、どのくらいの方が内容を理解して回答してくれるのか疑問です。混乱が生じ、アンケートの集計結果にも時間がかかるだろうと予想出来ます。
修繕委員会の役割は、管理組合の下位組織であり、修繕方法を検討して理事会へ報告を行うことにあります。修繕委員会としては、どんな修繕方法になるのか分かりませんが、まず建物診断を進めましょうと結論を出したはずです。
建物診断(劣化診断)を行わないと、急いで大規模修繕工事を進めなければならないのか、まだ時間的な余裕があるのかも判断が出来ないからです。
てっきり建物診断が進んでいると思っていたのに、まさか足踏みをしていたとは思いませんでしたので、ショックでした。
修繕委員会を立ち上げるだけで、約2年も費やしています。これ以上、無駄な余裕時間はないと個人的に思っています。
もし、修繕委員会で決定した事項が進められないのであれば、素早く報告して臨時の修繕委員会を開催するなどの手が打てたはずなのに、残念でなりません。
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