監事と幹事の違い 漢字の記載ミスは感じが悪い!
忘年会シーズンのためなのか、議事録に誤って「幹事」と記載されていたことがあり笑えました。「監事」と「幹事」、同音異義語ですので、総会資料や議事録などの記載ミスには注意してください。議事録の確認を管理会社から依頼されますが、ミスに気が付かずにマンション住民に配布されてしまうと笑われてしまいますよ。
■ 目次 ■
監事と幹事の違い 漢字の記載ミスは感じが悪い!
マンション標準管理規約第35条(役員)には、管理組合の役職が示されています。実際のマンション管理規約では、「〇名」の部分に具体的な人数が入ります。
第35条 管理組合に次の役員を置く。
一 理事長
二 副理事長 ○名
三 会計担当理事 ○名
四 理事(理事長、副理事長、会計担当理事を含む。以下同じ。) ○名
五 監事 ○名
2 理事及び監事は、組合員のうちから、総会で選任する。
3 理事長、副理事長及び会計担当理事は、理事のうちから、理事会で選任する
マンション標準管理規約第35条(役員)
第35条(役員)で定められているように、管理組合として「監事」を置くことになっています。「監事」の役割は、下記に綴っています。チェックリストをダウンロードして監事としてチェックすべき点を把握して頂ければ幸いです。
監事の役割とはまず会計監査!チェックリストで確認を!
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監査は何を見るのかポイントは?監事の不明点は?
当然、総会の議案書や議事録などに「監事」は記載されて当然ですが、油断していると「幹事」と記載されていることがあります。
管理会社から添削を依頼される総会資料や議事録に、誤って「幹事」と記載され、理事の全員が見落とすと、そのまま「幹事」として印刷され、マンション住民に配布されてしまいますから、恥ずかしいです。
マンションの理事会に「監事」という役職はあっても、「幹事」という役職はいませんので、間違いのないように資料を作成しないといけません。
ブログを綴っている場合でも、日本語の同音異義語には気を付けなければなりません。どこかの文字を誤って綴っている場合があると思います。見つけた方は、是非教えて頂けると幸いです。訂正させて頂きます。
監事とは
ウィキペディア(Wikipedia)によると、「監事(かんじ)は、法人・団体の保有財産及び理事の業務執行状況を監査する機関又は役職である。」と記されています。
マンションの監事とは、管理組合の業務の執行状況のチェックと管理組合の財産をチェックする役割を担います。
チェックの結果を通常総会で、報告します。経験から「不適切」と判断されたケースは聞いたことがありませんけどね。
幹事のチェックについては、下記で詳しく綴っていますので参考にしてください。
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幹事とは
ウィキペディア(Wikipedia)によると、「幹事(かんじ)とは、あるグループを取りまとめる代表となる人をいう。」と記されています。
忘年会や誕生日会などの主催者ですね。そういえば、「桜を見る会」の幹事は、内閣総理大臣なんでしょうかねぇ。
公私の区別はきちんとつけてもらいたいですね。「桜を見る会」には、社会貢献が不明な人がたくさん参加していたことも問題ですけどね。純粋な「桜を見る会」ではないですよね。
都合の悪い証拠となる「参加者名簿」を処分してしまうなど、やましいことがあるのではないかと疑ってしまいます。
おわりに
総会資料や議事録の作成を管理会社任せにしておくと漢字の記載ミスに気が付かずにマンション住民に配布されてしまう可能性があります。
管理会社は、数多くの物件を抱えており、ひとつのマンションに関われる時間が限られるからです。
人間は、間違い(ヒューマンエラー)を起こす生き物です。少しでも間違いをなくすためには、必ず総会資料や議事録を作成した人以外の複数の目を通してチェックすることが基本です。
誤記によって、命の危険にさらされる重大な事故につながることはないだろうが、プロとして仕事を行っている管理会社であるならば、誤記や誤字脱字のない文書を綴って頂きたいものです。
管理組合側も、しっかりとチェックする体制を整えることが重要だと思います。過去には、「総会議案書の訂正が続くので理事長として行った経験!」で綴ったように、理事長の行為としてチェックを行いました。
理事長名の発信ですから、「監事」と記載すべきところを「幹事」と記載されていたら、恥ずかしいです。
監事と幹事の違い 漢字の記載ミスは感じが悪い!
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