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京都市役所の漆塗りエレベーターに物議!マンションでの導入をシミュレート

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京都市役所の漆塗りエレベーターに物議が醸されています。財政難と言われている中で500万円をかけて漆塗りになった京都市役所の2基のエレベーターが対象です。

カズレーザーに、「500万円くらい誤差の範囲なのでは?」とも言われてしまいました。京都市役所の職員は誰一人として漆塗りの計画を中断するという判断をしなかったのか疑問に思います。

もしも「マンションのエレベーターを漆塗りに施すとしたら?」をシミュレートしてみました。結局、提案は通らないだろうなと思います。というよりも提案があるのか怪しいですけど。

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京都市役所の漆塗りエレベーターに物議!

京都市が大きな話題を生んでしまいました。京都市役所のエレベーターに漆塗りを施したということです。

豪華や日本芸術の継承という意味では導入することも良いのかもしれませんが、対象となったのは、京都市役所のエレベーターです。

京都市役所を新たな観光名所のひとつにしようという狙いがあったのかもしれませんが、市役所という場所は、京都市民が頻繁に訪れる場所ではありません。

ましてや観光客が訪れる場所ではありませんし、土曜日・日曜日・祝日は、京都市役所が閉まっているので、エレベーターの漆塗りを直に見ることは出来ません。

なぜ、財政難なのに京都市役所のエレベーターに漆塗りを施したのか理解できません。漆塗りを施したということは、毎日の清掃や落書きなどの懸念もあります。今後のランニングコストまで考えて導入に至ったのか不思議です。

エレベーターの漆塗りに500万円もかけるのであれば、新型コロナウイルスの影響で困っている人を助けることや子供食堂を充実させるなど有効な使い方が出来たのではないでしょうか。

京都市役所のエレベーターに漆塗りを施すということに反対する人がいなかったのか導入の経緯を是非知りたいものです。

多くの方から批判されている京都市役所のエレベーターに漆塗りなのは疑問です。

庶民感覚がなさすぎです。目的が良く分かりません。

なぜに京都市役所のエレベーターだったのでしょうか。美術館や博物館などにあれば、大きな目玉となって集客に一役買ったのかもしれませんけどね。
漆塗りではなく、電車やバスのように京都らしいラッピングフィルムを施したら良かったのかもしれませんね。「ラッピングフィルムは本物の漆塗りではない!」というクレームが来るかもしれませんが。

マンションでの導入をシミュレート

もしも、マンションのエレベーターに漆塗りを施すという提案が出た場合のシミュレートです。以下のように漆塗り実施までには、いくつものハードルが存在します。

住民から要望書

マンションにお住まいの方から、「エレベーターに漆塗りを施したらどうか。」という意見が管理組合へ寄せられる。現実的に「朱塗り」の提案があるとは思えませんけどね。

住民が要望書を寄せる方法は、マンションによって異なります。フロントに投書箱のようなボックスを用意、管理組合宛のポストに投函、メールなどで管理組合に届ける方法があります。

理事会で検討

寄せられた意見に対して、理事会にて導入の可否が議論されます。費用対効果やいたずらされた場合のリスクや本当にマンションにとって漆塗りが必要なのかどうか。

多分、この時点で漆塗りの提案は却下されてしまうのではないだろうか。この時点で500万円の費用がかかるかどうか分からなくても検討のテーブルにのらないかもしれません。

理事会に出席した管理会社のフロントマンはどのような発言をされるのか個人的には興味があります。「他のマンションで前例がないのでやめた方が良いのでは?」というアドバイスがあるかもしれません。

理事会として判断に迷う場合は、管理会社のフロントマンらに聞いてみるのもよいと思います。理事会で審議する前に理事長が、「妥当な提案ではない!」と議事すら行わない可能性もあります。

業者選定と見積もり

エレベーターに漆塗りを施すための業者を選定します。技術力や工事期間・アフターフォローなどを考慮して、複数の業者から1社を選びます。

見積もりを行って、妥当な工事金額であるかを理事会で検討することになります。

通常総会/臨時総会

通常総会または臨時総会を開催して、エレベーターの漆塗りを施す工事を行うのか否かを決定します。

エレベーターの漆塗りは、「共用部分の敷地や附属の変更」に該当するため、特別決議に該当します。エレベーターそのものの機能が変更されるわけではありませんが、外観が大きく変わってしまうためです。

通常総会または臨時総会に議案として提出したとしても、多くの住民は、必要性を感じないし無駄だと感じるのではないでしょうか。

漆塗り工事を実施

通常総会または臨時総会で漆塗り工事が可決されれば、予定通り工事が実施されます。工事期間中は、エレベーターが使えませんので、事前の周知が必要となります。

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京都市役所だけではなく、全国の市役所などが新しい建物になるケースが多いです。

老朽化したままの市役所は危険ですから新しくすることは必要と思いますが、不必要に大きな建物だったり、装飾が豪華だったりすることがあるような気がします。

例えば、有名な画家が描いた大きな絵が飾ってあったり、大きな吹き抜けのあるロビーやエントランスだったり「本当に必要なの?」と思うような装飾や照明があったりします。

マンションのエレベーターに漆塗りを施すことは現実的にはあり得ないと思いますが、京都市役所の場合は、どこかで誰かが「おかしい!」とストップをかける人がいなかったのか疑問です。

ハンコがずらーっと並んだ決済文書があるはずです。決済文書に押印した人の責任は少なくともあるのではないかと思います。全国に京都市役所の名前が明らかになってしまいましたからね。

漆塗りが必要とした判断が妥当であったかどうか、本当に500万円も費用が必要だったのかどうか精査が必要となるのではないでしょうか。

機会があれば、実物のエレベーターを見たい気がしますが。

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この記事を書いた人

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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