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マンションのエレベーター寸法と設置台数は購入時に注意

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マンションを購入する時に、エレベーターの寸法と設置台数は気にして検討して頂きたいと思います。1階住戸の購入なので、エレベーターとは無関係だとは思っていませんか。マンション管理では、1階住戸の方もエレベーターの設置台数は多いに関係するのです。マンション購入時、エレベーターで気にしなければならないこととは何でしょうか。

エレベーターの必要性

エレベーターの最大定員を把握

マンションを購入する時に検討するのが、駅までの距離だったり、何階建てのマンションなのか、周辺環境はどうなのかということを検討しがちです。

しかし、エレベーターの存在も、マンション管理には多く関わるのです。1階住戸以外の方は、通勤や通学・お買い物など外出する場合に、大変お世話になるのが、マンションのエレベーターです。

上下の移動には欠かせないエレベーターを利用している時間は、少ないかもしれませんが、エレベーターがなくなると大変であることが分かります。

実際、エレベーターの法定点検で使えないわずか数時間の間ですら、必要性を感じてしまいますから。

健康な人で、2階から4階程度の低層であれば、運動を兼ねて階段を使うこともあるかと思いますが、5階以上となると、エレベーターに乗って移動しないと大変でしょうね。

低層であったとしても、大きな荷物を抱えていたり、足が不自由な方は、エレベーターは必須な設備となります。

消防訓練などで、エレベーターを利用せずに、階段を使うとなると、高層階にお住まいの方は、大変でしょうね。

エレベーターには、「積載重量」「最大定員」が表示されていますので、エレベーターに乗ると気になって見てしまいます。

例えば、最大定員9人積載重量は、600キログラムとJIS規格(JIS A 4301-1983)で定まっているのです。

「600キログラムを9人で割ると、66.66キログラム。ちょっと体重が多い人が9人乗るとアウトだなぁ。」と気になってしまいます。でも、実際には、66.66キログラムに満たない方も乗られますので、単純計算ではありませんけどね。

JIS規格(JIS A 4301-1983)によると、ドアの「有効出入口寸法」は、下記のように定められています。

  • 最大定員6、9、11人乗り:間口800mm、高さ2100mm
  • 最大定員13、15人乗り:間口900mm、高さ2100mm
  • 最大定員15、17人乗り:間口1000mm、高さ2100mm
  • 最大定員17、20、24人乗り:間口1100mm、高さ2100mm

大型のショッピングセンターやホテルなどで採用されているエレベーターの間口が広い理由は、JIS規格で定められているからなのですね。

寸法を気にして欲しい理由

マンションのエレベーター寸法を気にして検討して欲しい理由は、引っ越し時のためです。

普段は、大きな荷物をエレベーターに入れて搬入や搬出は行いませんが、引っ越し時は、大型のタンスなどの家具や大型冷蔵庫などの家電を扱います。

もし、手持ちの家具や家電が、エレベーターに入らなかったとしたら、悲劇ですから、購入しようと考えているマンションは、最大定員は、何人のエレベーターが設置しているのか意識して頂きたいと思います。

すでに建設済みであれば、実際のエレベーターに乗って確認することをおすすめします。まだ建設されていない場合は、図面できちんと確認したり、販売員に尋ねるようにしましょう。

エレベーターの設置台数を把握

購入を検討しているマンションには、何機のエレベーターがあるのでしょうか。

1階住戸の方は、エレベーターを使う機会はないかと思いますが、1階住戸の方も、エレベーターのメンテナンス費用を分担することになっています。

1階住戸のメリットは、エレベーターに乗らなくてもよいので、待ち時間の必要がないということです。

しかし、エレベーターのメンテナンス費用は、全てのマンションの住戸で行いますので、エレベーターの使用頻度と費用は必ずしも比例するわけではないということです。

エレベーター1基当たり80戸程度が一般的な設定です。80戸より少なければ、メンテナンス費用が高く必要となりますし、80戸より多ければ、使用したい時になかなか使用することができずにイライラするでしょうね。これは、住んでいる住民の行動パターンにも左右されます。

80戸と言っても、何人住んでいるのかによって多少異なりますから、目安とお考えください。

適切なメンテナンスが行われないと、事故になる可能性があります。また、年数が建てば、エレベーターのリニューアル工事が行われるのが一般的です。

後からエレベーターを増設するとなると、かなりの費用や設置場所の確保が必要となりますので、増設は現実的ではありません。

モデルルームの見学する際や物件のホームページなどでも、総戸数とエレベーターの台数が把握できますので、購入時に注意しましょう。

エレベーターの定位置はどこ

エレベーターに乗っている時、他人と一緒に乗った時に、どの位置に乗るのかということが興味深いです。

エレベーターに一人で乗る場合は、エレベーターの操作がしやすいボタン前に乗ります。すでに他人が乗っていた場合は、先に操作ボタン前に乗っていることが多いので、奥へ乗ります。複数の人が一緒に乗る場合は、奥から順番に乗ります。

人によって、エレベーターの定位置が違うらしいのです。ビジネスマナー的に、奥が上座となり、出入口近辺(ボタン前)が下座となるのですが、マンションの場合は、同じ住民が乗り合わせますから上座も下座も関係ないですけどね。

だけど本当は、上階に住んでいる方から奥に乗ってほしいと思っています。途中の階で、わざわざ降りなくてはいけないことだけは避けたいのが本音です。

乗り合わせる人に「何階へ行かれますか。」と声を掛けて、奥から順番に乗ることができればよいと思うのですが。

エレベーターに乗るのもマナーが必要です。マナーよく利用しましょう。

おわりに

マンション購入の検討をする場合、設置しているエレベーターの寸法や台数を気にする人は少ないかもしれません。しかし、マンション生活を行う上で、必要な設備なのです。エレベーターの設置台数によって、管理費や修繕積立金の額にも影響を及ぼしますので、気にして検討を行ってください。

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マンションのエレベーター寸法と設置台数

購入を検討する場合には、エレベーターも気にすること。
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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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