マンションの住宅ローンの年数は何年がベストなのか
マンションを購入する時に、金融機関から住宅ローンを借りることになります。借入期間を何年にするのがよいのでしょうか。マンションの借入期間は、どのように決めるのがよいのか。失敗したくない住宅ローンの借入契約年数の決め方について綴ります。調べていて、驚いた住宅ローンの契約期間が分かりました。
■ 目次 ■
住宅ローンの返済期間は
住宅金融支援機構が行った「2016年度 民間住宅ローンの貸出動向調査」によると、
- 契約期間10年以下が、0.9パーセント
- 契約期間15年以下が、3.9パーセント
- 契約期間20年以下が、14.0パーセント
- 契約期間25年以下が、27.5パーセント
- 契約期間30年以下が、40.6パーセント
- 契約期間35年以下が、13.1パーセント
という調査結果が出ています。
2015年度よりも、0.2年伸長したというものの、パーセントの割合は、2013年度から2016年度の4年間を見ると、同じような傾向が見られ、一番多いのが、契約期間30年以下となっています。
契約期間10年以下は、わずかな割合ではあるが、実際に契約期間10年以下で住宅ローンを契約していることに意外で驚きました。
契約期間10年以下で住宅ローンを契約している方は、頭金が多かったのか、物件そのものの値段が安かったのかどちらかだと思います。
早く借金を返済して、安心したいという気持ちの表れから、返済期間を10年以下という短い期間に設定するのかもしれません。
一般的に住宅ローン控除の期間は、10年間ですから、住宅ローン控除をフルに受けずに返済した方もおられるのでしょうね。
金融機関によって違いますが、住宅ローンは、満80歳まで借りることができるところが多いようです。といっても、70歳になっても住宅ローンを返済しなければならないのは苦痛ですが。
契約期間30年以下が一番多いのは、80マイナス30イコール50、つまり50歳で住宅ローンを借りると80歳が返済期間となります。
ですから、住宅ローンは、50歳までに借りる人が多いということですかね。
返済期間による特徴
返済期間を決めるポイントですが、返済期間が長いほど毎月の返済額は下がります。返済期間が長いと毎月の返済額は上がります。
ボーナス払いを併用することも可能ですが、このご時世、必ずボーナスが支給されるとも限りませんし、そもそもボーナスがない方もおられますので、ボーナス払いは避けた方が賢明です。
返済期間が短い場合
総返済額は少なくなりますが、毎月の返済額は多くなります。しかし、その分の保証料が安くなります。
しかし、一回決めた返済期間を延ばすことはできないと考えてください。毎月の返済が苦しくなったら金融機関に相談すると、住宅ローンの利息だけ払えば、元本は待ってもらえることがあります。
返済期間が長い場合
総返済額は多くなりますが、毎月の返済額は少なくなります。しかし、その分の保証料が高くなります。
ただ、ふところ具合を考慮して、繰上返済をすることで、返済期間を短縮することは可能となります。
返済負担率を考慮
「返済負担率」とは、年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合(率)のことです。住宅ローンを早く返したいからと言って、無謀な返済金額を設定すると生活そのものが破綻しかねませんから、金融機関の住宅ローン審査でも重視している項目のひとつです。
住宅金融支援機構のフラット35の場合は、年収400万円未満は30パーセント、年収400万円以上は35パーセントが目安となっています。
毎月無理なく返せるペースで返済期間を設定するのが、よい住宅ローンの組み方だと思います。
おわりに
マンションの住宅ローンの年数は何年がよいのかは、住宅ローンを組む年齢と毎月返済しても支障のない範囲を考慮して決定する必要があります。
不安な方は、なるべく長期で住宅ローンを借りて、繰上返済で返済期間を短くするか返済金額を減らせばよいと考えます。繰上返済する金額単位や手数料を考慮して、金融機関を決定してください。
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