月々の家賃で家が買えますチラシの巧妙な数字トリックに注意

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「月々の家賃で家が買えます。」というチラシがポストに投函されることがあります。賃貸にお住まいの方は、家賃と同額もしくはちょっと頑張れば家が買えるのかと思うかもしれません。

チラシに書かれた数字を見る限り「無理のない返済が出来るのでは？」と期待しますが、チラシに書かれた数字の巧妙なトリックに惑わされないように気を付けてください。

最近のチラシで驚いたのが、３５年ローンではなく４０年ローンを前提に書かれていたことです。誰もが４０年ローンが利用できるわけではありません。

月々の家賃で家が買えます

分譲マンションに住んでいると、不動産のチラシが良くポストに投函されます。新築マンションのみならず中古マンション・建売住宅・土地情報など様々です。

最近見た新築マンションのチラシには、「月々の家賃で家が買えます。」と書いてあって、購入後の月々の支払額が記載されていました。

「家賃と同額程度の支払いで買えます。」と表現は違いますが、家賃を支払っているのであれば、その支払い金額で家が買えますと訴求しています。

不動産のチラシは良く見るのですが、毎月の返済額は大きな文字で書かれているにも関わらず、月々の支払額を定めるための条件は小さい文字で書かれています。

想定金利や住宅ローン期間、ボーナス払いの有無と金額など良く読まないといけません。マンションの場合は、月々の支払額に加えて管理費や修繕積立金も必要となります。

単純に月々の家賃で購入出来るのかをきちんと計算しないと「月々の家賃で家が買えます。」とは言えません。

今までチラシで月々の支払額を計算するのに３５年となっていたのが多かったです。今回チラシでは、なんと４０年で計算していました。

返済期間が長くなれば、月々の返済金額も少なくなります。安く見せるための巧妙な数字のトラックが使われているような気がします。

数字のトリックというかマジックは以下に綴ります。不動産会社によってチラシの書き方が微妙に異なります。見やすいように業界で統一出来ないものなのでしょうか。

住宅ローン期間

住宅ローンの借入期間が３５年で計算されていますが、住宅ローンを契約する年齢によっては３５年借りられないこともあります。各金融機関で、住宅ローンの年齢を設定しているからです。

さらに、最近は３５年で計算しないで、４０年で計算しているチラシも散見されます。期間が長ければ月々の返済額は少なくなります。

住宅ローン金利

変動金利で住宅ローンを計算しています。しかも、一番安い金利で計算しています。変動金利で借りることが決まっていませんし、住宅ローン実行時の金利とは限りません。

当然、金利が安い方が返済額は少なくなります。

○万円台

「７万円台で購入出来ます。」「９万円台で購入出来ます。」とチラシに書いてある場合があります。

良くチラシを見ると、７万円台と言っても、実際には７万９千円であったりします。端数を切り捨てて表記すれば７万円かもしれませんが、８万円に近い返済であると認識しましょう。

９万円台も同じです。ほぼ１０万円となるのではないでしょうか。月々の返済額が少ないように見せているだけです。

ボーナス払い

毎月の返済額に加えて、ボーナス払いが小さい文字で記載されていることがあります。ボーナス時は、２０万円の支払いであったりします。

ボーナス併用であれば、月々の負担は少なくなるのは当然です。

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住宅のチラシに書かれている数字には気をつけた方が良いです。「最寄り駅まで徒歩５分」と書かれていても、エントランスからの距離やエレベーターの乗車時間は含まれていません。

信号待ちや踏切の待ち時間も考慮されていませんから、徒歩５分と書かれていても、実際には５分以上かかる場合があります。

大きな文字で書いてあることは目立ちますが、米粒程度の小さい文字で書かれていることの方が重要だったりします。

※アフィリエイト広告を利用しています。

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