住宅ローン控除の確定申告はいつ提出するとよいか
住宅を購入して「住宅ローン控除」を受けるためには、税務署に対して確定申告を提出しないと「住宅ローン控除」を受けることができません。自営業の方には、おなじみの確定申告ですが、会社員(サラリーマン)には会社で年末調整を行うため、いつどのように確定申告を提出すべきか理解できていないことがあります。忘れないように確定申告を行いましょう。
■ 目次 ■
確定申告に必要な書類
すでに「マンション購入後の確定申告に必要な書類は」で綴ったように、住宅購入後に「住宅ローン控除」を受けるためには、必要な書類を揃える必要があります。
確定申告は、毎年2月中旬から3月中旬と期間が定められていますので、確定申告のシーズンになって慌てないためにも、余裕を持ってあらかじめ準備を行う必要があります。
「住宅ローン控除」を受けるための確定申告は、購入後の確定申告1回だけですので、誤りがないようにしましょうか。
確定申告の相談はどこ
初めての確定申告を行う場合、不明点が出て来ることは当然です。知らないで適当に確定申告を書いて提出すると、誤った申告となり、不必要な税額となることもあり得ますので、分からない場合は、必ず理解してから記入するようにしましょう。
雑誌や本を読んで学ぶ
一番お手軽な方法が、雑誌や本などを読んで勉強することです。確定申告の時期になると、雑誌や本が出回ります。その中でも実際の確定申告用紙を掲載している雑誌や本をおすすめします。確定申告の基本は変わりませんが、申告用紙そのものが変更となる可能性は高いからです。
身近な経験者から学ぶ
職場や親戚などの身近な経験者たちから学ぶ方法です。
職場の経験者から学ぶ
会社員(サラリーマン)であれば、同じ職場に住宅を購入して「住宅ローン控除」を受けた経験者がいるはずです。そういう人に聞いて学ぶことも可能です。ただし、実際の年収や購入額を知らせたくない場合は、一般論となってしまうのが難点ですけどね。
あるいは、経理や総務を行っている部門の方に素直に書き方が分からないと相談を持ち掛けるのもよいかもしれませんね。よくある相談なので、過去に経験したアドバイスが聞けるのではないでしょうか。職場の上司に尋ねてみてもよいと思います。
親戚の経験者から学ぶ
親戚の方で、過去に住宅を購入した方がいれば教えてもらうのがよいでしょう。ただし、親戚や友人の方が確定申告した申告書と今回提出しようとする確定申告書が異なるかもしれません。
自分の親であればよいかもしれませんが、親戚の場合は、どんな住宅を購入したのか根掘り葉掘り聞いてくるかもしれませんし、親戚中に言い触らされてしまうことも考えられます。
友人の経験者から学ぶ
友人に相談すると、「購入した住宅に遊びに行きたい。」と言われかねないこともありますので、相談する友人にも注意が必要です。友人が、確定申告の情報に詳しい方であるかどうかの吟味も必要です。
市区町村から学ぶ
確定申告の時期が近づくと、市区町村主催で確定申告の相談会が無料で開催されることがあります。お住まいの市区町によって開催時期や場所は異なりますので、ホームページや市区町村からの広報をチェックしてください。
税務署から学ぶ
確定申告の相談窓口は税務署の窓口です。税務署は、基本的に平日のみ開いていますが、一部の税務署では、2月から3月の確定申告シーズンに合わせて休日も相談にのってくれます。
しかし、確定申告時期は、税務署は非常に混み合いますので、時間をかけて丁寧に相談を受けられない可能性があります。税務署に相談するのであれば、確定申告のシーズンを外した方が賢明です。
直接税務署に行かないと相談はできないのかというとそうでもなく、ちょっとしたことなら電話でも可能です。ですが、実際の書類を見ながら相談するとなると、やはり税務署へ赴く必要があります。
インターネットから学ぶ
インターネット(Google先生)には、確定申告の情報があふれています。「住宅ローン控除 確定申告 いつ」と検索をすれば、検索結果が表示されます。
確定申告はいつ提出するか
せっかく書いた確定申告書を忘れないように税務署へ提出しましょう。芸能人などの有名人は、パフォーマンス/アピールもあって確定申告の受付初日に提出しています。
必ずしも、初日に提出する必要はありませんが、確定申告受付の前半に提出することをおすすめします。確定申告受付の後半は税務署も混み合います。
これは、自営業者などが、慌てて確定申告を提出するのではないかと思っています。毎年確定申告することが分かっていても、書類の整理ができていなかったりして確定申告の準備が疎かになってしまうのが原因です。
子どもの夏休みや冬休みの宿題を後回しにしてしまうのと似ています。宿題の提出日が分かっていても、つい後回しにしてしまって遊びが優先されていまうのですよね。
別に早く確定申告を出したからと言って、税額が変わるというわけではありませんが、早めに提出してスッキリとした気分を得たいものです。
おわりに
「税務署」は怖いというイメージがありますが、そんなことは決してありません。「確定申告」と聞くと、自営業者のみが行う感覚ですが、「住宅ローン控除」を受けるためには、税務署に対して確定申告を提出しないといけません。
はじめて「確定申告」を行う場合は、敷居が高く感じるかもしれませんが、思ったほど難しい作業なのではありません。「確定申告」に自信があるのならば、郵送で税務署に提出することも可能です。例え間違っていたとしても、「無申告」よりはマシです。
もし、間違えて「確定申告」してしまったのであれば、「修正申告」という形で、申告した内容を修正することも可能だからです。
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