横領の手口!マンション管理人による横領事件を未然に防ごう!
ヤフーニュースに「700万円を一人で着服…マンション管理人による『リサイクル活動奨励金横領事件』の衝撃と『危ない管理人の特徴』」という記事が掲載されました。
リサイクル活動奨励金とは、各家庭から集められた資源ゴミを買取業者へ引き渡した量に応じて支払われる奨励金のことです。
リサイクル活動奨励金を着服するという大胆な横領の手口に驚くとともに、通常総会に報告される決算報告のチェックをしていなかったことを思い出しました。
- 横領の手口!マンション管理人!
- 横領事件を未然に防ぐには?
■ 目次 ■
横領の手口!マンション管理人!
ヤフーニュースに「700万円を一人で着服…マンション管理人による『リサイクル活動奨励金横領事件』の衝撃と『危ない管理人の特徴』」という記事が掲載されました。
このニュースを聞いて、「自分のマンションは大丈夫なのだろうか?」と不安になりました。マンション管理人による着服。700万円という巨額になるまで分からなかったのだろうか?
各家庭から集めた資源ゴミを拐取業者へ引き渡した量に応じて支払われる「リサイクル活動奨励金」がターゲットにされてしまいました。
管理費や修繕積立金などは、自らが支払っているので、目が届きやすいのかもしれません。幹事もチェックが入る箇所かと思います。
「リサイクル活動奨励金」は、ノーチェックだったのかもしれません。毎月一定額ではないでしょうし、各家庭が支払っているという感覚がなく、「リサイクル活動奨励金」という制度自体も把握していないマンション住民も多いのではないでしょうか。
「リサイクル活動奨励金」は、お住まいの自治体によって名称が異なり、制度そのものがない場合もあります。「奨励金」の金額も自治体によって異なるでしょう。
横領となったマンションは、900戸という大規模マンションでした。大規模マンションであるがゆえに、古新聞・ビン・缶などもたくさん集まるのでしょう。
昨今は、ゴミ分別に厳しくなっているため、ゴミの分別やリサイクルを意識している人も多いのだと思います。
横領事件を未然に防ぐには?
お住まいの自治体に「リサイクル活動奨励金」が存在するのかを確認しましょう。奨励金の名称は異なると思いますが、最近はSDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)の観点から取り組みを行っています。
そして、通常総会時に配布される決算報告書に目を通しましょう。金額の大小に関わらず、奨励金の記載が行われていることを確認しましょう。監事の方は特に注意しましょう。
奨励金の金額が妥当かどうか分からない場合は、理事会やマンション管理会社に問い合わせを行いましょう。
通常総会の場で発言するのも良いことですが、事前に問い合わせを行うことで、マンション管理に対する意識が高いことをアピールできます。
日頃からマンション管理人に声を掛けて、マンション住民が意識して管理人の行動をチェックしているということを認識させることも必要です。
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「無関心」が一番危険な状態です。横領の手口は色々ありますが、チェック体制が万全でない場合に横領事件が発生します。
マンション管理では、複数の理事や監事による確認も当然ですが、マンション住民によるチェックが行われているとマンション管理人に認識してもらうことで、横領から守ることができるでしょう。
マンション住民が、資源として再利用するためにゴミを分別しています。せっかくの分別行為が無駄となってしまいます。マンション管理人が横領するためではありません。
管理費や修繕積立金に比較して、少額な「リサイクル活動奨励金」ですから目立たないことも横領の原因かもしれませんが、少額であっても立派な横領となります。
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