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鉄部塗装の耐用年数を知らないと無駄な工事を勧められる恐れが!

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築年数の経過とともにマンションの鉄部塗装を行う必要があります。

しかし、鉄部塗装の耐用年数を知らないと無駄な工事を勧められる恐れがあります。

実際にあった提案工事を例に、無駄な工事が発生しないように気をつけなければならないことを認識して頂ければ幸いです。

  • 鉄部塗装の耐用年数を知ろう!
  • 実際にあった無駄な工事の勧め

鉄部塗装の耐用年数を知ろう!

「鉄部塗装」とは、鉄でできている部材の塗装を行うことで、錆(さび)が発生したまたは発生しそうな鉄部の塗装を行うことです。

「鉄部塗装」を行わないで、そのまま放置しておくと、錆びがひどくなって見た目が悪いばかりか腐って(腐食)、ボロホロになり使い物にならなくなります。

錆びでボロボロになった鉄骨階段を見た時には、怖い思いをしました。

自転車や自動車に長い間乗らないと、鉄が錆びてしまいます。錆びとは、金属が酸化することです。

鉄が空気中の酸素に触れて、酸化と呼ばれる化学反応が起こります。これが「錆びる」という現象になります。

錆びから守るにはどうすればよいのか、鉄が空気に触れなければ化学変化が起こらないということになりますが、鉄がどんな場所で使われているのかと言うと、丈夫さを必要とする場所に使われています。

鉄は、強度が非常に高い性質を持つ金属ですから、建築の材料としても用いられています。

例えば、鉄骨階段・玄関扉や枠・非常階段の扉・メーターボックスの扉・消火栓ボックス・臭気筒・塩ビ製雨樋・エレベーター扉と枠などの箇所で使用されています。

マンションによっては、機械式駐車場やベランダ手摺にも使われている場合もあります。

マンションにとって、鉄部塗装のメンテナンスは欠かせない存在なのです。

では鉄部塗装の修繕周期はどのくらいなのでしょうか。一般的には、鉄部塗装の修繕周期は、3年~5年程度であると言われています。

思ったよりも短いと感じた方もおられますが、マンションの建っている場所によってはさらに短い周期も考えられます。

海風の影響を受ける海辺に近いマンションだと、潮風によって、鉄部の腐食が早く進んでしまいます。

景観を維持するのであれば、適切な時期に鉄部塗装を行う必要があるのです。

実際にあった無駄な工事の勧め

実際にあった無駄な工事の勧めを綴ります。

あるマンションでは、新築後8年目に鉄部に錆びが出てきました。

機械式駐車場・パイプスペース・玄関ドア・ゴミ置き場の扉・消火栓ボックスや扉・屋上にあるテレビアンテナの支柱や配管を支える架台などです。

100世帯のマンションでは、鉄部の全面再塗装は数百万円という金額になります。全面鉄部塗装の提案を管理組合は受けました。

しかし、マンション管理のコンサルタントが実際に現場を視察すると、錆びている箇所は、雨に当たる扉の下の方の一部分と機械式駐車場のタイヤが擦れる部分・柱の付け根など全体の1割でした。

全体の9割程度の鉄部は、まだ健全な状態で錆びが見られない状態でした。

一部分の鉄部の場合は「タッチアップ」と言って、既存の塗膜色に合わせて部分的に塗装を行えばよいとの判断でした。

「タッチアップ」で済むことで、数百万円が数十万円の支出で済んだそうです。しかも工期も短くて済みました。

もし、コンサルタントのアドバイスがなかったとしたら、数百万円の費用を掛けて鉄部の全面塗装を行っていたことだと思います。

管理組合の鉄部塗装に関する知識がないために、無駄な工事を行うことになりかねなかった事例と言えます。

無駄な工事を勧めるのは、マンションをさらに良くしようという思いからではありません。鉄部塗装の業者から管理会社へバックマージンがあったのかは不明ですが、不必要な工事を勧める管理会社には注意が必要です。

「管理会社の対応が遅いのは管理組合のランクが原因か」で綴ったように、管理組合のランクが低いのが原因なのかもしれませんね。

管理組合の理事に建築関係の方がいれば、全面鉄部塗装が不必要であることが、すぐに分かったのかもしれませんね。

マンションを選ぶためには、大規模マンションであればあるほど、色々な専門知識を持った人も住んでいますから必要な知識を得られるかもしれませんね。

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管理組合がしっかりしていないと、無駄な工事を勧められる恐れがあります。不必要な工事を勧める管理会社は要注意です。

勧められるままに工事を行うのではなく、本当に必要な工事であるかの吟味を行うことが必要です。

※アフィリエイト広告を利用しています。
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この記事を書いた人

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独身でマンションを購入し、売却を経験した管理人です。失敗や後悔をすることがないように経験から得られた知識を発信することでマンション購入のお役立ちとなるように願っています。「マンションは管理を買え!」と言われるように、購入して後悔のないように願うばかりです。理事長や副理事長の経験もあり、管理委託費の削減も行いました。

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